三日坊主日記 vol.10 『光を描くということは』
打合せ終わりで中之島美術館へ行ってきた。
見たいと思いながらなかなか行けなかったが、滑り込みで間に合った展覧会。テート美術館のコレクションから「光」というテーマで選ばれた約120点の展示は見事なもので、とても見応えがあった。
絵画にしても写真にしても映像にしても光は必要不可欠で、どんな絵画にも光は存在しているんだけど、今回は特に光をテーマにしているだけあって、光がはっきりとそこに描かれている作品ばかり。
眩しい光、どんよりとした光、平和な光、愛のある光。
白をいかに輝いてみせるか、またはぼんやりとみせるか、白を基準にその他の色の明るさや鮮やかさで光をどう作っていくのか、そして自分で作りだした光を使って影や色を作り、自分の表現したい世界を描く。
なんだか禅問答みたいになってくるんだけど、絵を描くとか、写真を撮ることってそういうことなのかも知れないなと。普段あまり考えないことを考えさせられる、とてもよい時間だった。
来月からは同じ美術館でモネの展覧会が始まる。僕はモネ先生の光の表現が大好きなので、これまた非常に楽しみだ。
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