三日坊主日記 vol.316 『上映会、好評のうちに終了』

昨日の上映会は楽しかったなぁ。

四ツ橋のイサオビルで開催された僕の映画『ハミンンンンンング』と『ニジェール物語』の二本立て上映会。

11:00からと14:00からの2回上映して、その後登壇してトークショー。さらには2回目の終了後には場所を移しての懇親会も開かれた。午前の部は、予想通りというかなんというかお客さんは少なめだったけど、午後の部は予想以上の方々に来てもらった。

そして昨日のトークショーはこれまででいちばんに盛り上がったかも知れない。午前の部もそうだけど、特に午後の部がおもしろかった。まずは僕が2本の映画の概要をお話しする。そして、お客さんに質問はないか投げかけてみて、あればその質問に答えながら話を広げていくし、質問がなければさらに話を進めるのがいつものパターンなんだけど、昨日は概要を話し終わったらすぐに質問がどんどん飛んできた。

その質問が洞察力にとんでいておもしろい。よくもまあそんな解釈ができるもんだと笑いそうになるものもあれば、映画に込めた細かい狙いやメッセージなどを的確に読み取ってくれていたり、僕自身まったく考えていなかった見方をしてくれて感心してしまったり。映画好き、お話好きのお客さんが多かったんだろうけど、それにしても大いに盛り上がった。

僕自身、映画を見て語りたくなる作品もあれば、そうでもないものもある。語りたくなる作品というのは、見る人の想像力というか理解力というか洞察力を試すようなつくりになっていることが多い。そういう意味でも昨日のトークで多くの人がご自分の意見や感想を語ってくれたということは、僕の作品もそういうつくりになっているということだろう。認められたようでシンプルに嬉しいのだ。

そして、そのまま多くの方が懇親会にも参加してくれ、延々と映画談義は続いたのであった。映画はお客さんに見てもらって完成するとよく言うけれど、昨日は改めてそのことを感じたのである。幸せな一日であった。