三日坊主日記 vol.196 『流しそうめんとそうめん流し』
天気予報では昼頃から雨。いまは晴れ間も出ているが、本当に降るんだろうか。
今日は料理研究家の知人宅で催される、アウトドア料理の試食会件流しそうめん会にお誘いいただいている。できればこのまま降らないでもらいたいが、こんな時に限って天気予報は当たってしまうのかも知れない。
流しそうめんの起源は1955年。宮崎県の高千穂町で、夏の暑い日に割った竹に高千穂峡の清流をひいて、そうめんを流して食べた。というものらしい。なぜそうめんだったのか。うどんや蕎麦ではダメだったのか。よくわからないがそういうことらしい。
流しそうめんとは別に、そうめん流しというのもあるそうだ。こちらは流しそうめん発明の数年後に、流しっぱなしではなく循環型にして、流し役がいなくても、都度上から流さなくてもいいように改良したものだとか。竹を割って用意すること自体も面倒がられたようだ。
いやいや、それはそうかも知れないが、循環型を作ってまで流す必要があるんだろうか。いろいろと面倒くさいなら、湯掻いたそうめんをガラス製の涼しげな器に盛り、氷を散らしただけでも充分涼しいと思うのだが。
それにしても、流しそうめんが何かと面倒だからと改良を加えて、それにつけた名前がそうめん流し。面倒を廃すということを徹底したその安易なネーミングが、ある意味とても素晴らしいと思うのである。
大量の美味しい自然水を使用して、しかもそこに食べ物を流すなんてことができる国は、世界中でもほとんどないんじゃないだろうか。自然の恵み、水の恵みに感謝して、本気で自然環境を大切にしないとね。では、行ってきます。