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三日坊主日記 vol.303 『「泥の子と狭い家の物語」が岡山で上映される』
今週末は久しぶりの岡山。
僕の初監督映画『泥の子と狭い家の物語』が「岡山映画祭」で上映される。この映画祭はコンペティション形式ではないが、招待上映されるのはとても名誉なことだ。
10月12日〜11月10日まで、3つの会場で20数本の映画上映と映画にまつわる催しで構成される、映画愛溢れる映画祭である。
市民が出資、企画、運営を行う岡山映画祭は、今年で14回目の開催となります。今回のテーマは「分断をこえて」です。現在、メディア環境の変化や価値観の多様化の結果、さまざまな分断(政治・思想、経済格差、ジェンダー、都市と地方など)が広がりつつあります。岡山映画祭2024では、分断の解消を目指すのではなく、その先にある共生の可能性を探るヒントになるような上映ラインナップを各ディレクターが企画しました。岡山で見るべき、岡山でしか見ることができない作品・企画が満載です。岡山内外からの多くの方のご参加を心よりお待ちしています。
岡山映画祭実行委員会一同
岡山といえばなんといっても、東西南北の西、岡山の岡。自分の苗字に使われている漢字を説明する際に使わせてもらっている。これまでに何度口にしたことか。そして、個人的には母方の祖母の故郷らしい。大阪から新幹線なら1時間足らずで着く。だけど、なのか、だから、なのかわからないが、仕事でもないと行く機会はあまりない。
僕は一時岡山のクライアントのテレビCMをレギュラーでお手伝いしていたので、年に数回通っていた時期がある。なんせ新幹線で1時間なので日帰りが多く夜の街のことはわからないが、昼の岡山はとてもキレイで落ち着いた街だという印象がある。しかし、やっぱりあまりよく知らないのだ。何度かゆっくりと滞在したこともあるが、どおしても倉敷の美観地区とか児島の方へ行ってしまう。
いまも基本的にそうなんだけど、僕はずいぶん前から児島ジーンズを愛用している。もちろん大阪でも買うことはできるが、やはり本場がいいんで仕事のついでに寄ったり、わざわざ買い物に行くこともあるのだ。最近出会ったTCB jeansというブランドは、基本ビンテージモデルをベースにした独自の製品を作っている。ここが気に入った理由として、自社のジーンズならずっと責任持って修理してくれるらしいのだ。これはユーザーにとって非常に心強い。ジーンズの修理ってなかなか上手なところがないし、あってもすごい人気で時間がアホほどかかるのだ。
そういえば、津山のゴルフ場でも何度か撮影したことがある。僕がお手伝いしていたスポーツブランドが冠になっているゴルフトーナメントの開催コースが津山にある関係で、そのゴルフ場をお借りするのだ。日本では珍しいリンクスコースで、風が吹くと非常に難しくなる。一度ロケハンついでにプレーしたことがあるが、どうだっただろう。完全に仕事モードだったのか、あまりにも酷いスコアだったのか、ほとんど記憶がない。
今回上映していただく天神山文化プラザホールへは初めて行くが、270席もあるそうだ。『泥の子と狭い家の物語』を上映した劇場の中では大きい方だ。いや、一二を争う大きさだ。大きなホールで閑古鳥が鳴いていると悲しくなるんで、少しでも多くの方が来てくれると嬉しいのだけど。
今回の岡山はどんな滞在になるのだろうか。目的が映画祭なんで、あまり出歩かずやっぱり映画ばかり見て過ごすことになるのかも知れない。いずれにしても楽しみである。そういえば、つい先日知人が送ってくれた岡山産のシャインマスカットがめちゃくちゃ美味しかったのだ。