三日坊主日記 vol.326 『人生初、屋久島へ』
人生初、屋久島へ向かっている。
伊丹発11:20の小さなプロペラ機。プロペラ機には何度か乗ったことがあるが、いま乗っているタイプの機体は初めてだ。ずんぐりむっくりの、なんと呼ぶのだろうか、翼が機体の下部ではなく上部から生えている。
テレビや映画でみる軍隊の輸送機のようななたちをしている。どうしてこんな形をしているのかわからないが、翼が機体の上部から生えているので、翼の横の席からでも景色がよく見える。
いまはどの辺りを飛んでいるのだろう。伊丹を経ってから暫くは晴天の中を飛んでいたが、四国上空にさしかかった辺りから雲が出始め、既に眼下は真っ白い分厚い雲におおわれている。
さて、屋久島。何度も何度もテレビでは見たことがあるが実際に訪れるのは初めてである。実は今回、僕自身がこの島に用があった訳ではない。友人らがあるイベントに参加するという話を聞いて、それなら僕もと手を挙げたのだ。
ほとんど直感というか、反射的に決めた。こんな機会でもないと一生くることはないと思ったから。さて、どんなことが僕たちをまっているのか。
そろそろ飛行機が高度を下げ出した。やはり雲に突っ込むと揺れが酷い。はじめまして、屋久島のみなさん。お世話になります。自分でも驚くほど、子どものようにワクワクしている。