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三日坊主日記 vol.246 『I miss Taipei』

あっという間に最終日。
この日はお昼の便で帰るだけ。なんの予定も入れてなかったんだけど、やはりどうしても淡水河が見たくなって、早起きして行ってみた。


淡水河を間近で見られたらどこでも良いとはいうものの、一応目的地を大稻埕碼頭廣場(先日行こうとしていた場所)に決めてバスに乗った。これが正解で、かなり上流から海までずっと続くのではないかと思われる恐ろしく高く長い護岸壁の中へ入る為の入口は、ほんの限られた場所にしかなかった。つまり、運が悪ければ延々と壁沿いに歩くことになり(永遠に入れないような錯覚を起こすんではないだろうか)、途中であきらめるか時間切れになっていたかも知れない。


僕が護岸の中に入れたのは、大稻埕碼頭廣場の少し手前(上流)の延平河濱公園のあたり。厳しい護岸壁の中はとても平和で、老若男女市民が集う河川公園になっていた。日曜の朝という事もあって、大勢の人がジョギングやバスケットボール、フリスビー(なんか懐かしい)などを楽しんでいた。中にはカラオケを歌うご婦人も。


僕が日本で暮らすマンションの目の前を流れる淀川の河川公園とほぼ同じ風景(淀川でカラオケは見たことないが)で、なんだかホッとしたようなガッカリしたような複雑な心境だった。僕はいったいどんな風景を期待していたんだろうか。


ただ、日本と違うのは、護岸壁の中にも公道があって車が行き来しているし、信号だってあったこと。詳しくはわからないが、このあたりは日本と行政のシステムが違うのかも知れない。特にドラマチックな風景には出会えなかったけど、未練を残さずにすんだので無理して見に行って良かった。


帰りはホテルまで約25分ほどぶらぶらと歩く。知らない街を歩くのは海外でも国内でも変わらず楽しいし、わくわくする。健康とか、旅をしていられる状況とか、お天気とか、いろんなものに感謝。

ちなみに朝食はホテルの近くにある阿宗麺線で麺線を食べた。朝から行列の店だ。今回いろいろ食べた中でいちばん美味しかったのだ。大サイズで500円弱。いろんな意味で物価がちゃんと機能している印象。いろいろと大丈夫か、日本は。



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