三日坊主日記 vol.320 『柄にもなくGUCCHI COSMOS』
京セラ美術館で開催中のGUCCHI COSMOSをみてきた。
行った時間帯(午前中)がよかったのかどうかわからないが、案外人が少なめだった印象だ。GUCCHIは誕生から100年以上、日本に入ってからでも60年経つ誰でもが知るイタリアの高級ブランドである。妻も、僕も、かつて(妻はいまもか)何度か使用したことがあるが、確かにシンプルでカッコいい。ものにもよるが値段もアホほど高いわけではなく、人気なのもわかる。
昨日も多くの女性が目一杯オシャレして、グッチ製品に身を包み訪れていた。日本とも深く関わりのあるバンブーシリーズ(竹製の取手のついたハンドバッグ)を中心に、これまでのGUCCHIの代表的な作品を展示してある。工夫を凝らした展示、インスタレーション、VRゴーグル、そしてまるでGUCCHIのショップにいるような黒服長身の美術館に似合わない若い男性たちによる案内。どれをとってもある一定層の女性にはとても響くんだろう。ただ、おっさんにとってみれば、安くない入場料を払ってGUCCHIのショップ内を見せられているようで、なんだか釈然としないのであった。
ただし、スカーフの展示は良かった。というか、スカーフが何枚も展示してあってその柄がどれもとてもおもしろく、なんだか表現の参考になりそうだった。本当はこのコーナーにずっといてスケッチでもしたかったのだけど、後から後からいらっしゃるご婦人方が無言で「はよ行け」と仰るので、残念ながらそういう訳にはいかなかったのであった。
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