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三日坊主日記 vol.203 『待ち人来ず、その待合せ今日ですか』
昨日は京都で人と会う約束があった。
早めに出てまず梅田で買い物を済ませ、京都へ向かった。時間のせいだろうか、JRの車内はそんなに混雑はしていないし、外国人の姿もほとんど見なかった。しかし、京都駅に着くと人、人、人。外国人も日本人ももう誰が誰だかわからないほどごった返している。まあ、当然と言えば当然か。京都駅にしても、河原町周辺にしても、祇園付近にしても、外国人がほんとうに多い。溢れている。大阪もそうだし、もちろん東京もそうだ。
ここで単純な疑問。この人たちは泊まるところがあるんだろうか。いや、もちろんあるから滞在できているんだし、本当になければ来ないだろう。それにしても、いったいどこに泊まっているのだろうか。ホテル?民泊?各地にこれだけの外国人観光客がいて、もちろん日本人観光客もいて、出張中の人もいて、みなさん夜には眠るばずだから、僕が知らないだけでちゃんといろんなところに宿泊施設があるんだろう。そして、しっかりとお稼ぎになっているんだろう。
息子がまだ大学生の頃、友達と民泊をしていた時期があった。いまのように規制ができる前で、そもそも外国人旅行者もいまほどは多くなかった。それでもひと月の半分から3分の2は予約が入っていたように記憶している。僕も何度か外国人を迎えに行かされたことがある。詳しくは知らないが、宿泊客の属性が選べたんじゃなかっただろうか。だから、僕が迎えに行った人たちはみなさんお行儀が良くて、マナーも良くて、ご近所とのトラブルもほとんどなかったような気がする。
その後規制がキツくなったり、本人たちも大学を卒業したりでいつの間にかやめてしまったが、あのまま続けていたらどうなっていたんだろうか。いや、その気があっても続いていないような気がする。お金を取って他人を泊める、そしてお世話する(それも外国人)というのは生半可な気持ちではできないからだ。お客を迎える準備、トラブルに対応する備え、何が起きても向き合う覚悟。いやいや、とても素人にできることではないように思う。
それにしても京都は暑い。大阪も暑い。日本中暑い。この暑さの中、どこへ行くのも大変だろう。外国から来ているみなさんは、この猛暑を承知の上で来ているのだろうか。
さて、人と会う約束の話。時間になっても現れないんでメッセージを送ってみた。すると、何かありましたっけ?という返事。実は僕が一週間違っていたというオチ。約束は昨日ではなく今週の土曜日だったのである。せっかくだから京都で呑んで帰ろうかとも思ったが、こういう日は明るいうちに帰ることにした。人生いろいろあります。