三日坊主日記 vol.178 『我が家の湿度問題』

梅雨入りしてからあまり雨が降らないが、それでも湿度はものすごく高い。

僕は寒がりでエアコンがあまり好きじゃないんだけど、梅雨入りしてからはずっとエアコンを入れっぱなしで過ごしている。が、しかし、我が家にはひと部屋だけ構造上エアコンがつけられない部屋がある。窓用エアコンはつくんだけど、あまり性能が良くないんで何年も前に廃棄したままなしにしてある。

この部屋の湿気がものすごい。今の時期はエアコンがないので湿度が高く、冬は冬で結露がひどい。年間を通してカビが発生しやすい環境にあるのだ。子どもたちが独立してからはこの部屋をクローゼットがわりに使っているんだけど、何度か大切な服や鞄にカビを生やしてダメにしてしまった。

うちのマンションは北西の面が淀川に面している。見晴らしはとても良く、僕が暮らす5階からでも北摂の山が見渡せる。が、冬場は川風が吹くせいもあって室内外の温度差が大きく、結露がものすごい。そして共用廊下に面するこの部屋は室外機の置き場がなく、窓用エアコンしか付けることができないので夏場の湿度も高い。

このマンションが建った頃はそれで良かったんだろうと思う。窓用エアコンが十分機能していたし、なんならエアコンなしでも過ごせたんだろう。しかし、その頃と比べて年間平均気温は3度とか5度とか上昇しているんじゃないだろうか。お天気キャスターは、今年の夏は特に暑いです。と、毎年言って、毎年その通りになっている。年々確実に気温が上がっているのだ。日中の最高気温が40度とか45度とかいう日が来るのもそう遠い話じゃないかも知れない。そんな環境に果たして人間は順応できるのだろうか。

話が逸れてしまった。北西の部屋。数年前に除湿器を買ってからは一日中フル稼働で除湿しているので、カビの心配はとりあえずない。が、ちょっと油断するとタンクが満タンになって止まってしまい、あっという間に湿度が急上昇する。2Lのタンクがほんの数時間で満タンになる。この水は捨てるか、よほど時間に余裕のある時には植木にやる。世界中にはこの2Lの水があれば命を救われる人が何人いるんだろう、なんて考えると気が重くなる。他人事ではないのだ。明日は我が身。なんとかしないとね。