三日坊主日記 vol.331『風邪ひいたので耳鼻科へいった話／明日から東京』

鹿児島から帰ってきたら（ほんとは最終日の朝から）鼻の奥の方がツンツンする。どうやら風邪をひいたみたいだ。

結構ハードだったんで身体が悲鳴をあげたんだろう。全身ずいぶんとだるいがまったくもって休めない。明日からまた出張なので準備だけして寝て過ごそうと思ってたのに、そうは問屋が卸してくれない。朝からいろんな用事が次から次へとできる。その合間に一応耳鼻咽喉科で薬を貰ってきた。もう何十年も通っている医院で先生も顔見知りだ。

まず喉の奥を診て。
「喉に口内炎できてるやんか、痛いやろ。熱い揚げもんとかポテトチップス食べすぎたんちゃうか」

そして鼻の奥を診て。
「あー（それだけ）」

あまりにも反応が薄いんで、僕もついつい違う話をしてしまった。
「先生、左の耳に綿棒入れるとカサカサと音が鳴るんですよ」
「そうなん、こっち向いてみ（耳に漏斗のようなものを入れる）」
「何にもない、キレイな耳や」
「そうですか（あまり信用していない）」

次にマジで最近ちょっと気になってることを聞いてみた。
「最近聴力が落ちてると思うんです。人の声が聞こえない時があるんです」
「しゅうちゅうせなしょうがないな」
「え手術ですか？」
「集中！」
「あー…」

「聴力検査してみるか」
「はい」

看護師さんと別室へ。
狭くて中途半端に防音してある部屋に入り、ヘッドホンをする。
「聞こえている間はこのボタンを押してくださいね、では右耳から」

しばらくすると、微かにピーとか、ビーとか、ブーとかの音が鳴る。どうやら同じ音を少しづつ小さくしながら何度も鳴らしているようだ。しかし、途中からはほとんど聞こえない。とはいえ、あてずっぽでやってあたっても仕方ないんで、かなり集中してやってみた。終了後しばらく待って名前を呼ばれた。

先生は測定結果の紙の上部にある基準線を指差して。
「これが一番聞こえるとして線が高い位置にある方がいいのね、ほらこれ。高音は少し聞こえにくいみたいやけど…」
「あー、やっぱり」
「よく聞こえてるよ」
「そーですか？」
「高校生並み」
「…（信じてない）」

と、まあこんなほのぼのとしたやりとりをして帰ってきた。それからもやることが山積みで全く休めない。おかげで12月のスケジュールもどんどんうまってくるのであった。ありがたい。

明日は18:30〜LOFT9 ShibuyaでMOOSIC LAB 2025のKICK OFF PARTY！
『ハミンンンンンング』の原作・演出の益山貴司くんと一緒に参加＆登壇します。みなさんもぜひ遊びにきてくださいね。映画関係者がたくさんくると思いますよ。