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三日坊主日記 vol.258 『弾丸で福井へ2』

昨日の続きです。


刀根里衣さんという絵本作家を知ったのは、2013年だったか2014だったか。彼女がボローニャ国際絵本原画展で国際イラストレーション賞を受賞した時の絵をたまたま西宮大谷美術館で見て、グッと心を掴まれた。カラフルで繊細で優しくて、とても素敵な絵だった。その時、ちょうど『ニジェール物語』の絵本化を画策し始めた頃で、僕はこの刀根さんに絵を描いて貰いたいと思った。彼女がイタリア在住だったり、そのほかにもいろいろとあって結局はオファーさえ出せなかったんだけど、それからずっと注目してきた人だ。


その刀根さんの原画展が故郷の福井県であるのを知り、行きたいと思いつつなかなか行けなかったんだけど、今回、会期終了間際に滑り込みでチャンスを得た。福井県ふるさと文学館というのは、福井県立図書館の中にある。とても広々としていて、空間づかいが豊かで、静かな図書館だった(図書館はどこでも静かかというと意外とそうでもない)。うらやましい。


図書館の中の展示ブースなんで、小規模展示だろうと思ったらなんのなんの。展示室が3つも4つもある立派なものでちょっと驚いた。原画はやっぱりどれも素晴らしく、いつまでも見ていたいというか、家の中に飾っておきたくなる。もしかしたら販売してるかなと淡い期待を抱いていったのだけど、それはさすがになかった。絵本の原画だからね。プリントでもいいので本当に販売してくれないだろうか。


そして、弾丸福井のメインともいえるHIMIくんのミニライブ。9.11に大阪でLIVEを見たばかりなんだけどね笑。どれだけ好きやねん。いや、HIMIくんとはちょっとしたご縁があって、大阪の家にも遊びに寄ってくれたことがある仲良しなのだ。今回は映像撮影を兼ねたミニLIVEを越前市の古民家を改造したステージでやるというので、他の2件の目的と抱き合わせで弾丸ツアーをしたというわけ。いやぁ〜、なかなかキツイスケジュールだったけど、行って本当によかった。また新たな福井の魅力を発見できたし、大勢の若いクリエイターたちと話ができて大いに刺激ももらった、有意義なツアーでした。

蕎麦屋の大将の体調が良くなったら、またぜひ行こうと思う。いや、行く。


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