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三日坊主日記 vol.243 『台北の第一印象』
台北の第一印象は(といってもほんとに着いてすぐの第一印象だけど)、清潔で落ち着いた街だということ。
もちろん街並みは雑多で他のアジアの国とそう大きくはかわらない。しかし、どこか落ち着いた雰囲気がある。通りに面したところはもちろんだけど、ちょっと路地裏に入ってもどこか小綺麗で猥雑なところがないし、ゴミもあまり落ちていない印象がある(都市部ね)。
大声で話しているおっさん、おばさんも少ない。そして車の運転もみんな概ね落ち着いていて、けたたましいクラクションの音もあまり聞こえない。
全体的にスマートというか、シュッとした感じがするのだ。若い人もどこか育ちの良さそうな感じがする。もちろん、昨日着いたばかりの外国人に何がわかるのか、というはなしなんだけどね。
一方で、信号が次に青になるまでの時間、バスが到着するまでの時間、地下鉄が到着するまでの時間が細かく表示される。進んでいるといえば進んでいるし、便利だ。我々大阪人からしてみれば、あと何分でバスが来るかがわかるなんて、とてもうらやましい。
しかし、考えようによると、実は台北の人はそれだけせっかちでイラチだということではないだろうか。そういえばバスに乗ると例外なく運転が荒っぽく、ガンガンぶっ飛ばす。
ということは、街や人がどこか垢抜けて、猥雑さがないのは、他人の事情には深く踏み込みすぎない一線を置いた良い大人な人が多いだけなんだろうか。それとも、単に僕の見る目がないのだろうか。いずれにしても、僕はなんとなくこの街が好きになりそうな気がする。知らんけど。