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三日坊主日記 vol.259 『自分は何者か深く考えてみる(番外編)』

一昨日、全国から福井に集まった、前から会いたかった大勢の若いクリエイターたちと話しをして、ますます今の自分の位置とかこれから進むべき道とか、考えないといけないなと強く思ったのであった。


ひとことで言うと、彼らはみんなとても優秀で頭がいい。才能はもちろん、スピードがあるし、自分の進むべき道を(当然迷いはあるんだろうけど)分かっている。そして全員がとても楽しそうだし、仲がいい。


頭の良し悪しはちょっと置いといて、僕も若い頃は何をしても楽しかった。よくスタッフにいつも笑ってますね。と言われた。もちろん本当にいつも笑ってる訳ではないが、そういう風に見えたのだろうし、実際何があっても楽しかった。とても良いことだと思う。


もちろん、今でも仕事は楽しいし、いつも笑っていたいと思っている。しかし、やっぱり何かが違うような気がする。というか、何かが違うのだ。いったい何が違うというのだろうか。


やはり、歳をとってしまったのかも知れない。いや、実年齢だけのことではない。自分を信じる力というか、失敗を恐れない心というか。失敗は諦めた時に初めて失敗になるのであって、成功するまでやり続ければ失敗ではない。という言葉を残した成功者が何人もいるが、それは本当にその通りだと思うし、そうありたいと思ってきたし、そのつもりである。


が、しかし、自分は一体いつまで生きるんだろう。いつまで元気で走り回れるんだろうと、人生を逆算してしまって本能でブレーキを踏んでいるかも知れない。ブレーキは踏まなくても、アクセルを戻しているのかも知れない。なぜなら、残された時間が限られてくるとリカバリーし難いと考えてしまうから。


言い換えると、知らず知らずのうちに挑戦しなくなっているのだ。いや、常に挑戦はしているつもりだが、長く生きている分だけ本当の意味の挑戦だったり、リスクだったりを無意識に回避してしまっているような気がする。ある意味それは大切なことで、大人としてあたりまえの事だと思うんだけど、反面とても恐ろしいことで、妥協だったり、惰性で生きていることになるし、やっぱりそれは歳をとったと言わざるを得ないのだ。


それが僕には面白くない。そしてとても不愉快だから、昔みたいにいつもにこにこ笑っていられないのかも知れない。


ただ、同じようなことを10年前も考えていたような気がするし、20年前にも考えていたんだろう。そして、これを10年後にも考えることになったとしたら、その時は本当に手遅れだし、絶望してしまっているんだろうな、と思うと恐怖でしかない。


やはり今だ。今しかないのだ。頑張れオレ。


なんてことを考えるのは若い人達と話したからで、刺激を貰ったからだ。ありがとう!結論、若いっていいな。


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