メキシコペソと円の取引の鍵
はじめに
メキシコペソ(MXN)と日本円(JPY)の取引は、一般的なメジャー通貨ペアに比べると少しニッチな部類に入りますが、南アフリカランド同様高スワップポイント通貨として広く認知されている印象があります。
早速、メキシコペソについて学んでみましょう。
1. メキシコペソと円の特性
メキシコペソは、新興市場通貨の中でも比較的高い流動性を持ちますが、それに伴う価格変動の激しさも理解しておく必要があります。
メキシコの経済状況、特に原油価格やアメリカ経済との関連性が、ペソの価値に大きく影響を与えることがあります。一方、円は世界的な安全資産と見なされており、リスク回避の動きがあるときには価値が上がる傾向にあります。
2. リスク管理の重要性
メキシコペソと円のペアは、その変動幅が大きいため、リスク管理が非常に重要です。特に、新興市場通貨の特性上、政治的な不安定さや経済指標の発表が直接的な価格変動につながることがあるため、予期せぬ動きに対しては常に警戒し、適切なリスク管理手段(例:ストップロスの設定)を講じることが肝心です。
3. 取引時間帯の選択
メキシコペソと円を取引する際には、市場の活動時間にも注意を払う必要があります。メキシコ市場と日本市場の時間帯が異なるため、特に市場が開く時間や閉じる時間の周辺では、流動性が低下することがあります。
この時間帯には価格が不安定になりやすいので、取引計画を立てる際には、これを考慮に入れることが重要です。
4.メキシコの経済的特徴と労働人口、平均年齢
米国経済との連動性が高く、輸出の約8割が米国向け。米国景気の影響を受けやすい。
製造業への外国直接投資が活発。特に自動車産業が盛ん。
原油や鉱物資源が豊富な資源国でもある。
インフォーマル経済(非公式経済)の割合が高く、GDPの約23.7%、雇用の55.8%を占める。
財政規律が維持されており、財政赤字と公的債務のGDP比は比較的低い。
労働人口:
総労働力人口は約5,566万人(2020年)。
就業者数は約5,323万人(2020年)。
生産年齢人口(15-64歳)は全人口の約65.5%。
卸売・小売業の就業者が多い。
平均年齢:
平均年齢は29歳(2020年)と若い。10年前の26歳から上昇。
35歳以下の人口が全体の61.2%を占める。
高齢化の兆しはあるが、日本の48歳と比べるとかなり若い人口構成。
メキシコは若くて豊富な労働力を有する一方、インフォーマルな雇用が多いのが特徴です。米国経済の影響を大きく受ける構造にありますが、近年は製造業を中心に外国投資も活発化しています。今後は人口ボーナス期の活用と、インフォーマル部門の生産性向上が重要な課題と言えるでしょう。
まとめとMACDETHの感想
メキシコペソと円の取引では、以下のポイントが鍵となります。
メキシコ経済と日本経済の特性を理解し、価格変動の要因を把握する
リスク管理を徹底し、特にストップロスの設定を活用する
取引時間帯を意識し、流動性の低い時間帯の取引は慎重に行う
これらのポイントを押さえることで、メキシコペソと円の取引における機会を最大限に活用し、FX市場での成功につなげることができるでしょう。市場の動きを注意深く観察し、計画的なアプローチで取引に臨みましょう。
平均年齢が南アフリカランドに共通して、35歳以下が半数以上を占めているのですね。昔読んだ本で、平均年齢が若い国はその後GDPが上がる・・・みたいな内容を見た気がします。
これであればGDPが約20年間成長していない日本と比較すると、円安に進みやすいのでしょうか。
FXの話に戻しますと、2022年のドル高円安と合わせてメキシコペソ高が強まりましたね。
私実は、50万通貨ぐらい所持していたのですが、2023年の2月頃に手仕舞いしてしましました。
あれをホールドしていれば恐らく含み益はスワップポイントと合わせて数百万はあったのに・・っと後悔しております。。。
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