「VTuber好き」ってこんな人!YouTubeチャンネル登録者のタイプを分析してみた。
2016年に登場してから着実に拡大しているVTuberビジネス。デジタルとマスメディアの垣根を超えたビジネスとしての可能性もあり、VTuberの勢いはまだまだ続くと予想されます。
以前にもnoteで紹介しましたが、VTuberの魅力は「面白さ」や「可愛さ」、「声」であることが分かっています。今回はVTuberチャンネルの登録者をプロファイリング!どのような特徴があるのかを見ていきます。
VTuberとのタイアップを検討されている企業の皆さまに、どのような層にアプローチできるのか、どのような訴求が有効的なのか、参考にしていただければ幸いです。
男性・学生の割合の高さが特徴的
YouTubeのチャンネルの中で、VTuberチャンネルを登録している人(以下、VTuberチャンネル登録者)と一般回答者を比較していきます。
VTuberチャンネル登録者の性年代では、男性が63%を占めており、10~20代の割合が高いことです。職業は学生の割合が高く、それが影響して個人年収は一般回答者と比べて少ないことが分かります。
ネット動画やSNS、ゲームを長時間利用
VTuberチャンネル登録者は、ネット動画の視聴時間が非常に長く、SNS・ゲームも一般回答者よりも長く利用していることが分かります。一方で、テレビ視聴はリアルタイム、録画ともに短い結果となりました。
ネット動画の中でも、YouTubeについてその利用頻度を尋ねると、「毎日」と回答した人が87%と、一般回答者よりも23ポイント高いことが分かりました。
SNSではTwitterを愛用
利用しているSNSについて尋ねると、VTuberチャンネル登録者はLINEやTwitter、InstagramといったSNSの利用が高く、特にTwitterは一般回答者と比較すると顕著に高い点が特徴といえそうです。
熱中しやすく、物欲は高めの傾向
ここからはVTuberチャンネル登録者の価値観をみていきます。
パーソナリティの価値観からは、先進性や多機能に惹かれ、ひとつの物事にのめり込む性格であること、また、周りの目線を気にして相手に合わせて行動していることが分かります。
また、購買・消費行動、生き方の価値観からは、気に入った商品や欲しいもの自体に対する購買意欲は高いことが分かります。Twitterが利用されているのは、他人に勧めたり、口コミを調べたり、新商品の情報チェックのためとも考えられそうです。
まとめ:時間にゆとりのある学生で時間やお金を趣味に費やす
今回は、VTuberチャンネル登録者について分析しました。
これらの分析から、
VTuberの長時間配信スタイルが時間を自由に使える学生に向いている
VTuberの情報取得といった趣味趣向の面でも、口コミの確認や感想の発信といった価値観の面でも、Twitterが適しており活用されている
趣味や興味を持っているもの以外でお金を使うことが難しく、コラボなど趣味が広がる形での商品訴求が有効的
といったことがいえそうです。
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