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そもそも品質工学f 高価な測定器は信じるな(77)

あなたの会社にも、高価な計測器ってありますよね?
10万円?100万円?
うちには、2000万円とかいう計測器がありました…

結局、開発中止になったけど、あの計測器、どうしたのかな…

…ということなんですよ。
全部実話。
こわいですねー、おそろしいですねー(==;

寸法を測る測定機で、本当はガラススケールで校正しないといけないのですが、金尺で校正していたのにはびっくりしました。
その高価な測定機、金尺と同じ精度でいいのか??

トレーサビリティって言葉がありまして、計測器の校正は、その計測器の上位の計測器で校正する必要があります。
一般的に、測定のケタが1つ上の測定器で校正しないとダメです。

そんないい加減な計測器で作られたものは、いい加減な性能になります。
寸法が狂っていたりします。

装置Aと、装置Bで作ったものがどうにも同じ寸法にならない。
よくよく調べたら、計測器が2つあって、それがずれていたなんてことも。

計測器は、数字が出てきます。
だから、ついつい信用しがちです。

具体的に目で見える定規だとか、マイクロメーターとかならいいですが、装置内で計算して、デジタルで値が出てくるものは要注意です!

常に疑えとは言いません。
問題にぶっつかった時に、一瞬でいいから、
 「もしかしたら、計測器が原因じゃないか?」
と思ってください!


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