ついに始まる東京・神奈川中学入試
こんにちは、マクファです。
明日からついに東京と神奈川の私立・国公立の中学受験が始まりますね。
私も中学受験生だったので、今回は受験生の頃のお話、またエールを送りたいと思います。
Ⅰ中学受験生の頃の話
まずは、私の中学受験生のときのエピソードを事があったごとにご紹介していきます!
中学受験を始めたきっかけ
私が中学受験の勉強を始めたのは小学5年生の冬期講習からです。
きっかけは、私立中学校の特集冊子でとても可愛い制服を見つけたというとても小さいことでした。でも、その時の私はどうしてもその学校の制服を着たかったことを今も覚えています。
その学校は偏差値が60近くあり、とても有名な学校です。
そんなきっかけから、私は受験勉強を始めました。
ずっと泣いていたあの頃
ここから中学受験を始めるのはとても大変なことで、5年生でだいたいの受験勉強は終了していて、6年生で復習をしていくという形がだいたいの中学受験塾の方針です。
だから、皆勉強がとても進んでいる訳なのです。
そんな状況の中、分数の掛け算・割り算の解き方も知らなかった私は、塾が始まるまで、母に勉強を教わっていました。
中学受験の算数の問題となる四則混合の計算(足し算・引き算・掛け算・割り算や整数・小数・分数が混じっている計算)は、毎日やっていました。
しかし、全然出来なかったというのが事実です。
そのため、毎日のように母に叱られ泣いました。
挙げ句の果てには、母に「別にやめてもいいんだよ。」とも言われました。
そんな中、冬期講習がスタートしました。
冬期講習では、とにかくわからないことだらけで、毎日勉強していました。
ですが、わからないものはわからないままで、私は冬期講習でとても悪い成績を採ってしまいました。
結果がくる前から、過呼吸になってしまう程泣いてしまったこともありました。
それが、6年生の授業が始まる2月まで続きました。
転機①~理系に進んだきっかけ~
そんな私に転機が訪れたのは、授業が始まった頃です。
その転機とは、理系に進むきっかけとなった先生に出会ったことでした。
その先生は、私のクラスの理科を担当していた先生でした。授業がとても面白くて、内容に携わる数学者や教科書に載っている実験の元のお話等をしてくれました。
例えば、てこの授業ではアルキメデスが何故殺されたか?のお話をしてくれたことがあります。
その話はとても興味深く、今も記憶に残っています。
転機②~テストの結果~
入塾・6年生の授業が始まって初めてのテストは塾の模試でした。
その模試では、また冬期講習と同じように、とても酷い点数を採ってしまいました。
どれくらいかというと、500点中111点しか採れなかったのです。
このテストで転機が訪れたわけではないです。
転機が訪れたのはその次のテストです。
そのテストは、模試ではなく確認テストのようなものです。
なんと!そのテストでは、総合点数がクラス一位だったのです!
そのテストの結果は、今まで酷い点数しか採れていなかった私にとっては、とても嬉しいことでした!
これがきっかけでその後のテストもだいたい良い点数を採ることができました。
クラスアップ
入試まであと5ヶ月というところで、私は塾長先生に呼び出されたことがあります。
それは、クラスアップの件についてでした。
クラス発表は月に1回行われていて、上がる子もいれば、下がる子もいるという感じです。
私は入塾時、「いや、上がることはないだろう。」と思っていたので、本当に嬉しかったです。
親もとっても喜んでいたことも覚えています。
母との喧嘩
入試直前に、私は母と2回喧嘩をしました。
一回目は模試の結果です。
私は、中学受験生としての人生の中で最後の模試で酷い結果を採ってしまったのです。
「入試直前なのにも関わらず、このままでは志望校に合格できない。」ということを考えてしまい、私は少し焦っていたと思います。
この考えは母も同じだったようで、喧嘩というよりかは叱られてしまいました。
二回目は学校を休むかの話です。
入試一週間前なのにも関わらず、私は志望校の赤本の過去問題を全て解き終わっていませんでした。
更に、私は体育の授業で足を怪我してしまったこともあり、母に「学校を休んで。」と言われました。
ですが、私はどうしても学校に行きたかったのです。何故なら、好きなアニメのキャラクターの誕生日を祝おうと友達に約束していたからです。
そのことで母とは喧嘩をしました。
最終的には一週間全て休んで過去問題をやりました。
ついに本番
ついに入試本番の2/1。その日はとても緊張していたことを覚えています。あれほど緊張したことは今まででありませんでした。
その日は午前中も午後も違う学校ではありましたが、自分の志望校でした。
ですが、午前中の入試で事件は起こりました。なんと、学校で問題児の子が試験会場にいたのです。それも、試験は同じ教室で行いました。
私は、そのせいで一気に緊張してしまいました。
「埼玉入試は全て合格したから大丈夫。」と思っても、心は落ち着きませんでした。
試験は全然できなかった、という感覚を引きずったまま、午後の試験を受けました。
今はその日に合否の結果が出るので、時間まで待ちました。
結果は両方とも不合格でした。私は、とても悔しかったし悲しかったです。
母は「切り替えていこう。」と言ってくれましたが、私は寝るまで切り替えることができず、ずっと泣いていました。
2/2の試験は何事も問題なく試験に臨めました。
この日も志望校だったため、2/1程ではありましたが、緊張はしました。
しかし、私は最後まで諦めずに問題を解き、試験が終わった後には達成感がありました。
午後は併願校だったので落ち着いて問題を回答することができました。
そして合否発表の時間になると、私は一日前のことがトラウマとなってしまい、ボタンを自ら押せませんでした。
母が押してくれるとそこには『合格』の二文字が。
嬉しさが込み上げてきて、すぐに塾の先生に連絡しました。母は、号泣していました。
私も合格を実感すると、じわじわと涙がこぼれました。
因みに、午後の試験は不合格でした☆((この人、学校着いた途端受かっても来ないって言いました。)
それから一日経って2/4。ついに最後の受験の日。
受験した学校は一日目と同じ学校で、また問題児の子もいました。
泣いても笑っても中学受験最後の試験。私は、試験を思う存分楽しみました。
一日目よりも落ち着いて試験を受けることができ、自分でも「きっと合格できてる。」と思いました。
そして、合否発表の時間になり結果を見ました。
結果は、まさかの『不合格』でした。本当に悔しくて、その後はずっと泣いていました。
こうして、1年以上に及ぶ私の受験生生活が終了しました。
Ⅱ受験生生活を終えて~受験で大切なことは~
受験生の生活が終わり、私は今とても楽しい学校生活を送っています。
この楽しさは、受験を達成した人にしか味わえないものです。
受験で本当に大切なことは何かを個人的に考えてまとめてみました。
1.受験は団体戦から個人戦へ。しかし、一人ではない。
受験は最初から個人戦ではなく、最終的に個人戦になります。
試験までは、家族の支えや塾の友達と競ったりして自分の学力を伸ばしていくことができます。
しかしライバル視をしていた子や友達でも、試験となれば一人の敵となってしまいます。
しかし、決して一人ではないことを忘れないで下さい。最大の味方である、『家族』が合格を応援しています!
そもそも、家族の支えがなければ試験を受けることはできませんし、塾に通うこともできません。
そういうことでは、親には絶対に感謝をしましょう。
2.最後まで諦めないで。
試験中に絶対に筆記用具を置いてはいけません。
(持ち返ることは入れません。)
試験は諦めたらそこで試合終了です。
わからない問題は後に回し、他の問題を先にやっていきましょう。
そうすれば、合格に繋がる1点が採れる確率が高くなり、合格に繋がると私は思っています。
いつものテストと同じ通り、最後まで諦めずに解きましょう!
3.試験を全力で楽しむ
試験は毎年あっても、自分自身が受ける試験は一生に一回しかありません。
試験は慎重にやることも勿論大切ですが、それよりも『楽しい』と思ってやった方がいいです。
その方が気持ちが少し楽になったり、終わった後に達成感がとてもあります。
試験を楽しむことは頑張ってやってみましょう!
4.最後は気持ち
最終的に、「合格したい」と思う気持ちが強い人程合格できます。
その思いを答案用紙にぶつけて、答案を見た先生に思いが伝わる程の気持ちがあれば、高い確率で合格できると私は思います。
この気持ちを、絶対に合否発表まで大切にしてください!
Ⅲ振り返ってみて
本当に受験生って凄いなって思います。
あの時あんなに勉強していたと思うと、今の自分がもっと頑張らなくてはいけないと思います。
また、自分でも受験生時代に戻りたいなっていう日がたまにあります。(笑)
受験の時苦しかった思いは、合格して志望校に行ってしまうと何十倍、何百倍も楽しいものに変わります。
ここまで諦めずに勉強しただけでも私は凄いと思います。
あとは、最後に思いを答案に伝えるだけです!
これを読んだ受験生の皆様に、志望校との素敵なご縁がありますように____
長い文章でしたが、最後まで閲覧有り難う御座いました。
また次の記事でお会いしましょう!
サムネイラスト→pixivよりS伊様のイラスト