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5.1 銀行の物件評価ロジック
リートの財務部長時代に経験した融資審査で、いくつかパターンがあることが分かりました。メガバンク、地銀、信金で考え方、審査方法が異なりますが、審査パターンを覚えておくと役に立ちます。
パターン1:エリア別、総額別の評価方法銀行の審査プロセスには二段回あります。安定性、流動性、収益性において、営業担当が支店内で土台にのるか乗らないか上司に相談することから始まります。支店内でOKが出たら、次に審査部の
5.2 アパートローンとプロパーローンの違い
アパートローンとプロパーローンとはアパートローンとは、賃料収入を返済原資とした賃貸事業用建物取得に対する長期資金融資のことを言います。一方でプロパーローンとは、保証会社を介さずに金融機関が自社でリスクを負担して貸し出すローンのことを指します。
アパートローンとプロパーローンの違いは、銀行が商品化したパッケージ商品か、オリジナルのブティック商品かの違いです。アパートローンは個人対象で、審査スピード
5.3 投資タイプ別ポートフォリオ戦略
性質の異なる複数の投資を組合わせることによって、リスクを減らしリターンを最適化することをポートフォリオ理論といいます。
「いくら」「どこに」「何を」投資するか「攻めと守りのバランス」を考える上で、「攻め」だけを考えるならば、利回りが高いリスク資産に投資すればいいのですが、「守り」の資産も組み入れないと、有事が起きた際には耐えきれません。逆に、これから資産形成するのに「守り」の資産を買っていたら、
4.5 建築費を左右する杭のコスト構造
土地活用の収支を考える際、本来であれば、一種単価だけでなく地盤コストも考慮されるべきですが、販売価格に反映されることはありません。地盤を含めた総費用で、城東と城西エリアのサンプルを比較してみました。※東京都土木技術支援・人材育成センターで公開されている土質形状図から杭工事コストを想定
(台東区)
土地価格 9,000万
土地面積 25坪 / 500%
土地単価 72万 / 種
杭工
高度地区による高さ制限と北側斜線のまとめ
今回は、新築設計・企画の中でも複雑になる「高度地区による高さの制限」、「北側斜線」について書きたいと思います。
私にとってもチャレンジな内容なので、勉強まとめノートのようになるかとは思いますがどうか温かい目で読んで頂けると幸いです(笑)
「開発型投資の基礎知識」の記事で天空率・道路斜線等の概要はまとめてありますので、そちらも参考にしてみて下さいね。
https://note.com/macro_0
7.5 「習うより慣れろ」のトレーニングで投資センスをきたえる
不動産投資は実践した人にしか分からないことが多々あります。やってみて初めて分かる。私は不動産の運用経験はあったものの、キャリアのほとんどが中古物件ばかりで、設計や建築についてはど素人でした。
1. 新築物件
新築を始めた当初は、設計士が作った図面を信用してしまっていて、ほとんど任せっきり。今考えると、勉強不足で真剣に取り組んでいなかったと反省しています。しかし、何度も繰り返していくうちに、今では
7.3 不動産AIによるパラダイムシフトで資産格差が拡大
一般的にあまり公開されておらず、目に見えないですが、日本は所得格差は低いけど、資産格差はとてつもなく大きくなってきています。この資産格差は今後10年でさらに開くと見ています。
主に不動産による差が大きく、金融緩和の度に、お金を刷れば刷るほど、不動産にマネーが流入しているためです。加えて、世界の人口増加に伴う移民、仕事を求めて、都市部に人口が流入することを考えれば、この資産格差は更に開いていくでし
6.5 売れない人によくある間違った売り方
「売れる」人と「売れない」人の違いを説明します。同じ物件で、同じ価格、取り扱っている内容でも、差が出ます。
1. 「差」がつく理由
では何故「差」がつくのか?
それは、取引する相手の「配慮」の違いです。ただ売るのではなく、実際に買った後にどれだけ価値をもたらせてあげられるか?この信用をどれだけ得るかの違いです。
売れる営業マントップ1%に共通するのは「相手の欲を満たそう」とします。売れない営
1.5 私が株をやらない理由:株と不動産の決定的な違い
私の周りには株で成功した人はほとんどいませんが、不動産で財を成した人はたくさんいます。20代からいろんな投資をしてきましたが、不動産投資家が口を揃えて言うのは、株では負けたことあるが、不動産は負けたことがない。なぜ、株ではなく、不動産を選ぶのか、説明します。
1. ゼロサムゲーム株と不動産の根本的な違いは、市場の構造です。
株の場合、市場のパイは決まっていて、勝つ人が2割、負ける人が8割と言わ