オリジナルストーリー「ほほえみタイムライン」

相も変わらず、毎日が、退屈だ。



代わり映えの無い日々。
いつだってモノクロな街の景色。
想い出なんてのは、いつだって、過去。
そう、この世の全てが、やがて色褪せていくものなんだろう。
相も変わらず、毎日が唯々過ぎていく。



別に孤独な訳じゃない。だけど、独りだ。
まわりには家族も友達もいる。
それなりに笑って。それなりに泣いて。
それなりに日々を過ごしている。

だけど
生きてるのか、死んでるのか
誰も問う人も居なく
僕の目は虚ろなのか、まだ光を失ってはいないか、
確かめることもしない。



相も変わらず、毎日が、退屈だ。



その日、何気なく
友人から薦められた
緑色のアイコンのアプリを開いてみた。

(つ、ツイキャス…?ってアプリか)
タップすると
画面いっぱいにたくさんの人の写真が出てきた。


なんだこれは。


僕は、少し戸惑いつつも
「#初見さん歓迎」と書いてあった
女の子の写真をタップした。



スマホの画面に、パッと映し出されたそれは
女の子らしい素朴でかわいらしい部屋と
「あっ、ど、どうも、い、いらっしゃいませ…‼︎」と
初めての閲覧者に戸惑いながらもはにかむ
君だった。



まだ誰も書き込んでいないタイムライン。



僕は、ちょっぴり、ドキドキしながら
コメントを書き込んだんだ。




ほほえみタイムライン歌詞
https://ameblo.jp/macotoband/entry-12566453676.html



「今」を色鮮やかにする、日々のヒントを。

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