よもやよもや
コロナ前に所属していた撮影販売会社で、カメラマンに各スポーツ競技の撮影方法などを教えていました。コロナで職を解かれ、それ以降はフリーランスで撮影しています。
その会社もスポーツイベントがなくなってしまい大変な状態だったと思いますが、
これまでの体制も気に入らなかったのか、これ幸いと社内改革で新しいことに事業をシフトしていました。
単純にスポーツイベントに参加している参加者一人一人を撮影し販売することから、チームスポーツを撮影しアルバムを販売する方を主力としたのでした。
しかし、今までせっかく作り上げてきた事業をこうも簡単に変えられるのは、ビジネスとしてどうなんだろう。
まあ2択でしょうか。今までの事業をつづけるか、やめて新しいことやるか。
私はコロナでイベントが無くなったとはいえ、人間がいる以上、形は変わるかもしれませんが、参加する人たちは存在すると思います。
ので他社などが縮小しているなら、あえて頑張りたいと考えますが。
それかいっそ新しい事業を立ち上げ、最初からスタートする方を選ぶか。
それがコロナ後の世の中に受け入れられるかわかりませんが。
自分の考えは、良い写真がメインであって、BOOKとかアルバムは副産物だと
思ってるんです。写真があるから作ることができるからです。
大元の撮影で良い絵が撮れないと、次に発展しないと思うからです。
またアルバムありきのオーダーでは絵に制限をかけてしまい、カメラマンも
自由に良い絵を撮影しづらくなるからです。
※雑誌などでは入稿に間に合わない場合は先にレイアウトがあって、それに合わせて撮影することもあります。
BOOKやアルバムのために撮影枚数を減らしたり、被写体を小さく撮影したりでは
良い絵を残すことは難しくなります。結果抽象的なものが出来上がると思います。
合わせて撮影するカメラマンも撮影するモチベーションが下がります。
このくらいで良いかと、自ずと楽を選ぶようになります。
その気持ちはわかります。後作業のことを考えると、少なく撮影した方が楽ですからね。指定通り納品すれば良いと。
そうやってどんどん写真の質が悪化していくので、売上も比例して下降線をたどります。
写真を見れば撮る気が有るか無いかわかってしまいます。
先日もマラソンイベントでこの会社のカメラマンが撮影した写真を見ましたが、
撮影する気があるのかないのか。
そう思うのは、背景処理なんです。撮らされている人はここまで考えないんです。
トイレが写っていようが、ラブホが写っていようが平気で何千枚も撮影してしまう。
そう、今の現状は驚くほど悪い。
誰もそれを注意せす、野放しにしてきたので、とにかく良くない写真ばかり。
もうちょっと撮影されるがわの気持ちになって考えないとダメでしょうねえ。
とはいえ話を聞かない会社なので仕方ないでしょうね。
よもやよもや
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