【重要】メディアリストの効果的な活用
PR活動において、生命線ともなるメディアリスト。意外と使い方分からないので、事業会社マーケターとして使い勝手が良かった方法をまとめます。
前回までの年間計画の立て方を知りたい方は以下より確認ください
1.ターゲット選定(ペルソナとメディア)
メディアリストで、まず行う事は『 誰に 』届けたい情報なのかを整理する事です。自社のターゲットは誰か、サービスのターゲットは誰かです。(マーケティングではペルソナというターゲットを詳細に整理したものを活用する事が多いです。)
PRの場合ターゲットより広くとっておいた方がその後の活動がしやすいので多少広げます。そのターゲットが見ているメディアを想定しましょう。
実際のイメージを下記にまとめます。
例:東京のスイーツ店の場合
ターゲット(ペルソナ)
大まかなターゲットイメージを整理しましょう。
〇年齢:20代〜30代
〇 性別:女性
〇 所得:300万~700万
〇 エリア:東京近郊
メディア
ペルソナに合わせて媒体種別ごとにピックアップします。
○ウェブ:グルメ系、女性系、お出かけ系
→えん食べ、マイナビウーマン、walker+ など
○テレビ:情報番組:朝帯、昼帯、夕帯
→Zip、ヒルナンデス、every など
○新聞:全国紙、地域紙
→毎日新聞(東京)、渋谷経済新聞 など
○雑誌:女性誌、グルメ誌
→Frau、東京ウォーカー など
というようなイメージになります。
重要なことは、該当のメディアで露出獲得したい情報が取り上げられそうか(露出する可能性のあるコーナーがあるか)をしっかりとチェックし、ピックアップすることです。
これが出来ていると、露出ポテンシャルが高い媒体をピックアップできていることになります。 競合他社の名前をニュース検索で調べてみると、簡単にメディアリストを絞る事が出来るのでおススメです。
2.リスト作成に必要な項目を理解しよう
①必須:媒体名、メール、電話、FAX、URL、メディアランク(優先度)
②後追記:編集担当名、アプローチ状況、コンタクト日
下記のようなイメージです。
これらを調べて記載していきます。
オススメの作成方法は、PR会社をお試しで活用すると比較的楽に入手できます。実務レベルでの活用方法も分かるので即効性は高いです。または、PRTimesのメディアリスト機能から媒体リストをダウンロードする事で、概ねの情報を入手する事が可能です。
メディアランクに関しては、下記のようにABCなどのランクに分けて、
A:リリース配信、電話後追い、面会調整
B:リリース配管、電話のみ
C:リリース配信のみ
媒体ごとに重要度とアプローチする方法を決めておき、リソースを配分することをオススメします。
3.実際の使い方をイメージしよう
実際に記載が完了したらいよいよ使ってみましょう!
メディアリストが出来たら下記2つに分けて考えます。
リリース配信用リスト
メール用:メールアドレスのあるリストをリリースごとにタブを分けて選定する。
FAX用:メール同様FAXのみリストを作成し、手差しで配信するか、システム等があれば利用して配信します。
アプローチ用リスト
メディアランクABで選定したような、アプローチを行う媒体を見える化し、アプローチ状況をコンタクト状況に記載します。
このようにして、状況を見ながらメディアリレーションを作っていきます。
今回は、メディアリストの活用方法に関して紹介いたしました。
次回はメディアにアプローチする際に活用するプレスリリースの書き方を紹介してます。