
オカルトについて
神、幽霊、UFO、呪いなど、月刊誌ムーに出てきそうな非科学的な事をまとめて呼んじゃう。みんな大好きオカルト。オカルト嫌いな人は好きの裏返しと言っても過言ではない。
最近テレビを見れてないのですが、子供の頃に父親からテレビを見させてもらえなかった反動というか、思春期~インターネットをし始めるまでの間ずっといわゆるテレビっ子であった。もうテレビ大好き、全部の情報はテレビから得る一般大衆。まぁ昔はインターネットも発達してなかったから当然ちゃ当然で、そんな中でも「俺あんまテレビとか見ないから」みたいに斜に構えカニカマ君が誕生してくるわけですが、その話は一旦置いておく。テレビからしか得られない栄養というのが確かにあった。
一度死んで蘇ったという臨死体験をしたと言う丹波哲郎、霊と交信が出来るという冝保愛子、UFOを呼べるというおっさん等、その特番は視聴率がめちゃくちゃ高くて夢があった。学校ではあまり話題になってなかったかも笑
夢があると言えば太古の恐竜やエジプト文明、まだ見ぬ深海や宇宙もロマンがあるんだけど、教科書に出てくるような事実になると数字がからんできて勉強っぽくなるのが少し苦手。どうせ数字を出すならドラゴンボールみたいに架空の世界へトリップしたい。軽々に宇宙一!とか叫んでいたい。


今までの流れだとオカルトは存在しないから好きと言ってしまってるので敵(?)に狙われそうで夜道が怖いのだけど、都合よく使うのが皆好きだなあと思う。夜寝ない子にオバケが出るぞ、と怖がらせたり。オヤジが殴るぞ、だと普通にオヤジが怖いだけだものね。想像力をかき立てられて目に見えないものを怖がるという行為は、どこまでも広がり続ける事が出来るので、コスパで言えば無限大に良い。
たとえば呪いについても、テレビ番組で真剣に検証していて、その時の結論としては、伝聞で耳にした悪い噂で体調不良になるマイナスプラシーボ効果が原因として、呪いと言えなくもないという割と現実味のある話で、なるほどなと得心させられた。思い込みって怖いよね、じゃあ対策はどうすればいいの、答えは簡単!そんな噂気にしなければいい!でした。はー、納得。ちょっと強く生きていきますと前向きな気持ちにさせられた。
不安をあおってくる詐欺師も沢山流行った時期だった事もあり、気にしないというのが一番の薬であったが、たま~に気にした方が良かったというニュースもあるので難しいところ。大丈夫と思ってたら全然大丈夫じゃなかった、みたいな。やらかしと言って、大変馬鹿にされる行為。最近はあまりやらかしてないと供述しております。やらかしが多すぎてどれの事かわかってないだけかもしれませんが。
人体の不思議もある意味ではオカルトかもしれない。未だ医学で解明されていない事が多々存在している。詳しくは奇跡体験アンビリバボーでどうぞ。
私も今、数年ぶりに謎の咳が止まらず、筋トレして体力をつけていたのはこのためだったのかもしれない等とプルプル震えている。丸二週間の咳は流石に長すぎるだろ、と不安になっていたところへ、取引先から請求書について問い合わせの電話が入り対応していた所、風邪声ですね、と言われてしまった。咳は止まらないのに不思議と喉は痛くなくて声は普通だったのに、ついに喉がやられてしまったかトホホ…と思ってしまったが、その方も治るのに一ヶ月かかったと言い、お大事にという労いの言葉と共に希望を示してもらえた気がした。屈しない。
数年前の時は、体力もなかったせいで微熱も伴って病院をたらい回しにされ、あらゆる検査の結果、聞いた事の無いウィルスが原因かも、と診断された。しかもメモ用紙に手書きですよあなた。どういうことですか、なんか重篤な難病なのでは?などと暴れる元気もなく。できれば「命名:マイコプラズマ肺炎ちゃん」や「命名:椎間板ヘルニアくん」みたいに活字でワープロ印字した診断書が欲しい。いやべつに保険金詐欺の診断書マニアではないのだけど、そういう事が多い。調べた結果よくわかりませんでした、でも死に至る重病ではないし治す薬もない。ていうか大袈裟にしんどがり過ぎでは?とすら思われてそうで、ただただ辛い。ほら考えすぎ。
一番恥ずかしかったのが、右わき腹が変に痛くて、押さえると痛みがあり、これはもしや手遅れなガン的なヤバイやつでは…と心配になって近所の病院へ行くと「ガスが溜まってるだけです」と言われて薬で治った時。あれは恥ずかしかったし大袈裟にしんどがり過ぎてた。

だって普段バカみたいに元気だけが取り柄で滅多に風邪ひかないからこそ痛みについては勉強不足なんだもん。文句ばっかり言うてる。
比べると失礼だけど一流のアスリートはどれほどの痛みと戦っているのだろうと想像しただけでもう痛い。痛いのやだ。痛いの怖い。それが一番のオカルトだったというオチ。
幽霊の正体見たり枯れ尾花by横井也有
