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沖縄について2

俺は今まで負けた事が無い。何故なら勝負をした事がないからだ(ドン!)みたいなダサいジョークのような謎かけはさておき、ついに本当に行って参りました沖縄県本島。経緯については下記参照。


やらかし劇場開幕

結局9月4日は台風のため行きの便が飛ばず、帰りの便だけ飛べる事になっていた。何故なら予約番号が違うから。Peachにダメ元で電話したけどダメだったので手数料払って11日に延期した。(行きの便は無料)もうそれ以降の週末は予定が詰まっていてラストチャンス。

旅程表(PCと字が汚い)


出発当日の朝4時以降、全然警報情報が更新されずヤキモキしながらも、沖縄リベンジ下見旅行ついに行けそうで嬉しかった。前日の仕事飲酒をほどほど(ビール2焼酎ソーダ割4)にして寝覚めスッキリ。高速道路を目指して走りだそうとしたとき、ガソリン入れ忘れていたのを思い出したが、何故かそのまま高速に乗ってしまう。入れ忘れのハイウェイ。待ってろよ沖縄ハイサイ。すぐに高速を降りたよグッバイ。グーグルマップの行き先を関空からガソリンスタンドに変更。やれやれ…先が思いやられるぜ。


⊂( ^ω^)⊃ブーン

無事関空到着。飛行機は何回乗っても楽しい。さすが沖縄便、ギチギチに満席。後で知るけど大学生の旅行シーズンらしい。だからレンタカー予約取れなかったのか。てか初沖縄を急に意識してドキドキしてきた。日帰りどころか滞在時間5時間ってマジでもったいないな、まぁしょうがない。

紫色を求めて(黄色)


沖縄だよ、ピカチュウ。天気はなんとか大丈夫、というか晴れてるから暑い。これから始まる怒涛の予定に少し不安を覚えつつ、レンタカー借りる前からすでに15分押してるのが気になるところ。どこをカットするのか真剣に考えないといけない。

米軍基地

⊂( ・`ω・´) ⊃ブーン
カッコいい。一度だけ妙なご縁で他府県の基地に入った事もあるので若干懐かしい。あと、そのへんの道路を走ってる車のナンバーが全部沖縄なの面白い。もちろん自分が運転してるレンタカーも沖縄ナンバーなので下手な運転は出来ない。
レンタカー屋さんへは空港から無料バスが出ており、レンタカー屋で手間取らないように事前にネットで決済と免許証登録を済ませておけばスムーズに出庫出来る。あと待合室で美ら海水族館の入場券が割引販売されていたので購入。出来る男は違うぜ(フラグ1)
とはいえ当初予想していた時間より40分押してしまった。いよいよまずい。とりあえず最初にショッピングモール寄ろうと思って入場したところ、休日大人気で7階建ての駐車場が全部満車だったのですぐ諦めて出口を目指した。スパッと諦めが肝心。早速次の目的地をグーグルマップに設定。これも予めお気に入り登録していたのですぐ呼び出せる。さすが出来る男は違う(フラグ2)

宜野座ビーチ

阪神タイガースの一軍が春キャンプ地に選んだという宜野座村に到着。別にタイガースファンではなくて、たまたまリサイクルショップで見つけた黄色いクソでかテンガロンハット(トップ画像)が阪神タイガースとデカデカ書いてあり、クレイジーでかわいいなと思ったので、それをかぶって記念撮影しようと思い付いたからである。
やはり旅には目的地という物が必要で、美ら海水族館を見に行きたかったり海で泳ぎたかったり、無理くりでもこじつけないと正当化出来ない。予定は未定と言うけど、さすがに行き当たりばったりでは厳しいので、予定だけ組み立ててみた。そうして、無理そうな時や、削った方が良いものを削ぎ落としていき、元からそういう予定だったかのように完成させていければ最高の旅行が完成する。旅にハプニングはつきもの。とはいえ取り返しのつかないミスは絶対にダメなので、確認だけは怠らないようにしたい。自慢じゃないけど出来る男は違う(フラグ3)

キッチンまんじろう(閉店)


※フラグ1
よし、美ら海水族館も諦めよう。



レンタカー屋さんで購入した入場券は海賊版ではなく、公式に提携してるので期限が来年の3月まで使えるそう。最初は急いでたのでハイハイ聞き流しそうになってた。そもそも館内所要時間が一時間半~二時間かかるという広大な施設を無理矢理30分で回ろうとしていたのが無理筋。ましてや時間無いのに無理して今日急いで行くような所じゃない、という判断からスパッと諦めたら笑いが込み上げてきた。よし、押していた旅程に余裕が出来たぞ。さすがやらかし続けてきた人生、立ち直りが早い。うちの古いPCにも見習って欲しい。

という事で予定通りに満喫出来たのは海だけになってしまった。宜野座ビーチに到着するも、海がどこにも見えない。高い草が周りを埋め尽くしている所がゴールだと言うではないか。サトウキビ系の植物だろうか。田んぼの畦道に民家があったので、近くに車を止めて第一発見村人に海の行き方を聞いてみた。小さく声をかけたけど、シーズンが過ぎて人っ子ひとり居ないようなペンション近くの家だったせいか驚かせてしまった。ペンションの細い道から行けるというが車は入れない。仕方ないので車は置いていく。

細い坂道をずんずん下っていくと海が見えてきた。広がる景色、波の音、磯の香り。五感を刺激するこの高揚感が堪らない。海に向かって川のように水が流れ込んでいる。ここで体を洗えるな、などと考える。砂浜は岩が結構むき出しになっていた。無為に飛び込んだら死ぬやつだな…と確認しつつ、動画を準備して服を脱いで安全そうなところに飛び込んだ。もはや体の一部となっていたマスクを外し忘れた。でも気持ち良い…最高だ。動画を撮ると言っても何に使うんだ。もういいや、とりあえず踊ろう。踊り狂った。さて、そろそろ帰ろうかと川で体を洗ってカメラ(スマホ)に近づくと、動画が全然撮れていない。あれれ?おかしいな、なんで?ボタン押せてなかったかな、と再度録画してまた走る、泳ぐ、踊る、洗う、戻る、撮れてない。嘘!?
原因は用量不足だった。本体ストレージは余裕が有ったのに逆にSDカードが満タンの状態だった為、保存先を本体にしてから渾身の砂浜踊り。もうダメ。最高に楽しい。

一通り遊び終わって車に戻る。着替えつつ、スマホチェックとかしつつ、空港への行き方を設定しかけて思い出す。車をレンタカー屋さんへ返却しないといけないのにレンタカー屋の住所を登録し忘れていた(※フラグ2)めっちゃ焦ったけどダッシュボードの書類に住所が書いてあり、事なきを得る。
帰りの道中でカメラを空に放り投げて撮るやつをし忘れたのだけが心残りだったが、偶然キッチンまんじろうというレストランを発見して興奮する。行きたかった!

そして時刻は夕暮れ、結構疲れたな、逆立ちして肩痛めたかな、みんなギュウ農フェス行ってんのに一人で沖縄日帰り弾丸ツアーとか何やってんだろうな、等々考えていると切なくなってきて、これが夏の終わりの何とも言えないセンチメンタルか、等と旅愁にふけっていた。良いじゃないの、楽しかったじゃないの、ともう一人の僕が励ましにかかってくる。そういう落ち込んだ時は飯を食うに限る。時間も余裕があるので、レンタカー屋さん近くに沖縄っぽい飲食店がないかウロウロ探してみると、jefという見たことのない赤いネオン看板が見えてきた。

Jef

すんごくアメリカ~ン。更に近づくと日本語でゴーヤバーガーと書いてある。コレよコレ!探してた店は!ちょっと時間も少なくなってきていたのでファーストフードがありがたく、逆にアリ。沖縄県産ゴーヤチャンプルーバーガー苦くて旨かったし最高。店員さんが着てるTシャツも販売していたので記念に購入。最近XLを着るのにハマってます。

腹を満たし、駐車場でお店とレンタカーと景色を写真におさめ、最後に良い締めとなって非常に観光楽しんだ感が生まれ、あとは帰るだけだなと油断していた。満タン返しなのに入れ忘れたガソリンを入れ直しに行き、レンタカーを無事に返却し、バスで空港に送ってもらい、空港でお土産を物色しようかなと思いつつ、カバンの中身がぐちゃぐちゃだったので一度整理しようと、すみっこの机に移動。タオルや水着を全部出してみると、スマホが一つ足りない。Wi-Fiテザリング用に持ってきていたサブ機が見当たらず、メイン機しかない。…やってしまった。(※フラグ3)ついに最後に大やらかししてしまった。でもサブ機には電話番号があるのですぐに電話してみると、レンタカー屋さんが電話に出てくれた。バス乗場で待ってますよ~との事で何とか助かった!

もう思い残す事は何もない。あとは好きな人の為にお土産を沢山買おう。幸せのお裾分けだ。何が喜んでもらえるかな、なんてニヤニヤしながら何も考えずに買いすぎてしまう。しまった、重すぎて飛行機に持ち込めないじゃないか。あぁ…やってしまった。1kg以上オーバーしていた。ソーキそば買い過ぎた。買い過ぎなければ良かった。過ぎてしまった事は仕方ない、絶対に空港に荷物だけは預けたくなかったがリュックを預ける。送料三千円、まぁそれくらいするよ、離島だもんね。しかし預けた後で気づいたけど何故サイン色紙とかを入れっぱなしで来てしまったんだろうな…あぁさようなら、サイン色紙。お別れを済ませて飛行機に乗り込む。(普通に無事だった)

となりの席が若い女性二人で、ずっと楽しそうに喋っていらっしゃって、喋り過ぎて腹減って飯を注文されていた。後ろの席の赤子は泣き叫んでいた。刻々と近づきつつある関空。夜は更けていく。

TシャツXLサイズ

戦利品やレシートを眺めて、やっぱり旅行は最高だな、と良いタメ息が出る。遠征も良いけど、旅行なんて一見無駄というか意味が無い危険性もあり、楽しかったかどうかが曖昧な時もある。今回は間違いなく楽しかった。それは無責任な一人旅行だったからというのも大きいかもしれない。最愛の人と行けたらそりゃあ良いかもしれないけど、喧嘩したり不機嫌になってはせっかくの旅行が台無しだものね。チャンスをピンチにしては本末転倒。心の余裕も大事だけど、そんな事おかまいなく楽しめるパートナーと行けたら最高ですね。長々と書いてしまったけど、これでもかなり削ったつもりだったけど、ご精読ありがとうございました。

おまけ

左ぬーやるバーガー右ゴーヤバーガー


遊んだあとのブリリアント帰り道。




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