So Happy It Hurts Japan Tour 2023 名古屋
2023年3月8日 Zepp Nagoya
ブライアン・アダムスが日本に来る!それを知った時のうれしさ。迷うことはない、即決。
今回のジャパントゥワーは4公演。日程を見た時に最初は大阪にしようと思っていた。会場は大阪城ホール。88年2月、はじめてブライアンのライヴを観た場所。20歳になったばかりだった。
だが、すぐに目的地を名古屋に変更。今回唯一のライヴハウス、Zepp Nagoya。
ライヴハウスならではの感覚が好きだ。一体感とか、距離感とか。前回参加した時も同じくZeppだった。あれから23年。
ブライアンのライヴは今回で3回目。“外タレさん”ではBon Joviに並んで最多となる。
昨年発表されたニューアルバム『So Happy It Hurts』を引っ提げての来日。ジャパントゥワーファイナル。
会場入りしてすぐ目に留まったのは、
「本日スケジュールの都合により終演後のサイン会はありません」
ハッ!?マジか。やっぱり大阪にしとけばよかったと思ったのは一瞬。
5分押しで客電が落ちるとステージ後方スクリーンにナレーションとともに映し出される文字。(日本語訳付き)
イカしたロック
イカしたロック・バンドがあればいい
さあ 行こう!
はじまったのはニューアルバムから“Kick Ass”。冒頭のナレーションはこの曲のイントロダクションでもある。
来日直前の招聘元のインタビューで
と語っていたけど、そこはニューアルバムのトゥワー。まさしく“Kick Ass Rockin'(イカしたロック!)。
続く“Can't Stop This Thing We Started”からの“Somebody”。
オジサン、感涙もんです。
ブライアンが絶大な信頼をおくキースサン(キース・スコット)のギターが今回も絶好調。
オレは死ぬまで18歳だ!!と吠えたあと69年の夏の歌。もう、最高すぎでしょ(笑)
そして続くはリクエストタイム。こ、これも知らんかった・・・。
2014年のローリング・ストーンズ東京公演でもリクエスト受け付けてたが、この時は事前投票でのもの。今回ブライアンは演奏中にオーディエンスから直接。
やるねぇ〜!
ニューアルバムタイトルナンバー、そして80年代の代表曲の一つ“Run To You”で本編終了後、バンドメンバーがはけてアコースティックで一曲演奏してライヴは終わった。
ほぼニーズに応えたラインナップかな?終わってみて、あの曲も聴きたかったなぁ〜、っていうのが個人的にはなくて。やっぱりロックは、ロックバンドはライヴハウスやな!と思った。あくまで個人の見解です。MCもわかりやすい英語だったし。
ただ、ちょっと待てと思ったことが。
ショウの模様をヴィデオ撮影していた人が少なからずいたこと。
これはどうなんだ?
と思っていたら、案の定注意されていた。ただ、別会場の終了後には撮影許可されてたとのツイートも見られて、ことの真意はどうなんだろう?
周りもちゃんと曲を知ってる人ばかりだったし、総体的には“幸せすぎて痛い”いいライヴだった。それは断言できる。
メンバーのピアノにはトトロのぬいぐるみがあったり、日本大好きなブライアン。
次は23年も空けずになるべく早く逢いにゆくよ。
しかし、ちょいちょい挟んでくるあの新幹線のジングルはなんなんだ?(笑)