“Smoke & Blue'15”
佐野元春 & THE HOBO KING BAND ビルボードライブ東京,大阪3ヶ月マンスリー “Smoke & Blue'15”
2015年6月18日 大阪1st
デヴュー35周年アニヴァーサリーの一環として開催された今年のSmoke & Blue。もはや春先の恒例として定着したと言ってもいい。昨年と同じく6月、大阪を早々と決め込んだが、はて?今年に関してはなぜ6月だったんだろう?(笑)
当日は開場時刻の直前に到着。そしてほどなく入場。今年の僕らのチームは4人。通路を挟みドラムセットの前の最前列。Sweet Sweet New Ageなスーパーでナチュラルな(20代前半女性)同行者2人は嬉しそう。暫し歓談。
そしてメンバーが入って来た!少し間を置いて、僕らの真横を通って!棟梁もステージイン。(もちろん、メンバーも真横を通った)
ローディーさんが手渡したギターはギブソン。いちばん最初のS&Bの時に初披露されたトーキョーシックでショウの幕開け。2曲目、もっと上げてって感じのサインをPAエンジニアへ出す棟梁。本人のコンディションもあまり良くないような。
カフェ・ボヘミアから2曲と言ってたけど、正確にはセルフカヴァーの月と専制君主から。その次の曲はこのMCに続いて。
「この時期に冬の曲ばかり歌うなよ、と言われそうですけども(笑)」
そして、
「僕らは1995年に出会って、※ウドゥストックで僕らの敬愛するジョン・サイモンと一緒にアルバムを作った。ちょうど今くらいの時期に森の中で書いたのを覚えてます。マナサス!」
(※ウッドストック。ヒアリングベース 笑)
好きな曲だけど、この曲演るならコロちゃん(佐橋佳幸)居ないの惜しいなぁ。そう思っていると、棟梁のとは別のギターの音色が!kyOnだ!(あらためて)kyOn凄えなあ〜!
棟梁はギターを置いてキーボードに移動。
「このS&Bでは普段ホールコンサートではあまり演らないような曲を。次もカフェ・ボヘミアから。」
いやいや、だから月と専制君主だって。
続いて、
「僕はソングライターだから、色んな事象を観察して曲を書きます。このS&B用に新しい曲を書きたいなと思って、街の女性たちを眺めてたらこんな曲ができてしまいました(笑)」
噂の新曲。終わると
「まだレコーディングしてないから、詩に問題があったらメイル下さい(笑)」
来春に予定されてる“ソロ”アルバムにも入らないような…。
何曲か続いて。
「次の曲もちょうど今くらいの時期に書いたのを覚えてます。今くらいのジメジメした時期に書きました。」
楽しい時にはいつも 君がそばにいてくれる
悲しい時にはいつも 君のくちづけに舞い上がる
終盤では棟梁に続きしーたか(古田マイティたかし)がレインガール〜!と絶叫(笑)
「テレビのテーマに使われてヒットしましたね。まあ、言いたいことは色々あるけれど(笑)」
昨秋のトゥワーを思い出す。場内も爆笑。
いよいよショウも終盤。最後の曲の途中にメンバー紹介。トミー(井上富雄)の時のベースのソロ。
ドゥン ドゥン ドゥ ドゥ ドゥーン ドゥン♬(←分かり辛い)
ああ、なんだっけなぁ?これ。曲名出てこない。Here come old flattop〜♬ 口ずさみ出すと、
「Come Together〜♬」と棟梁。それを受けて、「ああ、そうそう!」と僕。
いやぁ、トミーの眼光の鋭いこと(笑)
そして、「今こうして彼の演奏を生で聴けるのは、僕は凄いことだと思うんだけども」とDr.kyOnの紹介。
棟梁の番はお約束。そして最後に!去年はリアルソウルボーイだったけど、今年は「リアル・ロックンローラー!」と棟梁のコール。
一旦終了。「もう一曲行く?」
黒のグレッチを手に取り、
「ジャズやブルースやいろいろな形で演奏してますけど、僕がいちばん好きなのはやっぱりロックンロールですね。そして、大半はこんなブギから始まります」
演奏が始まるとオーディエンスは一斉にオールスタンディング。今年の大阪ビルボードは3ヶ月とも平日。仕事も適当にみんなの待ってる店(ビルボード)までハリアップ!
「来月、新しいアルバムが出ます。どこかで見つけてまた聴いて下さい(笑)」
そう言い残して棟梁はステージをあとにした。
この日の二日前、地元熊本のラジオプログラムでニューアルバムの中の一曲がオンエアされた。その時に語られたエピソード。「佐野さんは音にうるさいですからねえ〜」
僕らのテーブルの前がドラムセットで、そのすぐ後ろにミキサー卓があって。時折僕はステージ上とミキサー卓を見ていた。
そして、何曲かはこんな感じで聴いていた。初めは無意識のうちに。自分でこの写真ぽいなと気づいてからは意識的に。
そして、今年もまた。今回もまた。楽しい時はあまりにも早く過ぎてしまった。
去年の反省を踏まえて、途中離席しないでいいように今年はアルコールは控えた。それでも、後半は僕もロックンロールだった(笑。トイレに行きたくてウズウズしている男の子)
The Hobo King Band are
佐野元春 ヴォーカル、ギター、キーボード、マラカス、タンバリン
Dr.kyOn エニイキーボーズ、ギター、バッキングヴォーカル
古田たかし ドラムス、バッキングヴォーカル
井上富雄 ベース、バッキングヴォーカル
笠原あやの チェロ、バッキングヴォーカル
…and
サカグチ マコト バッキングヴォーカル(6/18 1stのみ。笑)
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