名盤ライヴ Sweet 16《配信版》を観た。
名盤ライヴ『Sweet 16』、テキスト3回目。
あ〜、ありがとうございますぅ〜。こんなん何回書いてもいいですからね!
(なんや?この出だし)
一説には、佐野元春の懐刀(ふところがたな)といわれ、バンドの行くところにMacoさんの姿あり、そう広くいわれている。(誰が佐野先輩の腰巾着やねん!)
また、ある説によるとMacopieは別の時間軸、パラレルワールドでは佐野元春。つまり、マーヴェルドラマシリーズみたくいうなら、佐野元春の変異体とも。
(誰もゆうてへんわ。オマエが勝手にゆうとるだけや)
わけわからん前置き、この辺でええか?もっと?(笑)
さて。
イントロダクション
名盤ライヴとして92年の大傑作アルバム『Sweet 16』が完全再現されたのは2022年11月末。
その約半年前に訪れた神戸のライヴ会場で名盤ライヴが開催されることを知った時、さほど興味を示さなかった。「やっぱり行きました。ごめんなさい」との予防線は張ったものの、いうに反して(笑)行かなかったのは前にも語ったとおり。
なのに、横浜でのライヴが終わったあとには
「来てたならいってよ!」
との声もちらほら。いやいや、横浜の再現ライヴ当日は王子(愛息)の誕生日。そんな日に行くわけないやんか。そやろ?
(それが、オマエなら行きかねない)
そもそも、バンドの行くところに僕の姿あり。仮にそうだとしても、そのバンドはダ・コヨーテ・バンド。再現ライヴのために特別編成された“よそ行き”バンドじゃない。
来場者限定アーカイヴBook & DVDは欲しかったからフリマアプリで買うか、なんても思ったり。いや、思っただけや、ほんまに。
そんな不埒な考えを察して名盤ライヴ公式から、配信もしますよ、と。なんなら来場者限定のお土産もつけちゃいますよ、と。
もちろん、佐野先輩の許諾を受けてやろうけど、商売上手やなソニーさん(笑)
ここまでが前振りです、ハイ(笑)
『Sweet 16』完全再現ライヴ
『Sweet 16』は僕にとっても大切なアルバム。それはこれまでも語ってきたこと。
(ロングヒット中のこのテキストもご覧あれ)
今回配信されるのは横浜の次に開催された大阪、Zepp Nambaでの再現ライヴ。横浜大阪での再現はSNS上では絶賛に次ぐ絶賛。こりゃ、名盤ライヴ『Someday』の時超えやな、とは個人的感想。
しかしその大半は“元春フリーク” 話半分で聞いとかないと。どこまでも捻くれてる(笑)。
自分で確認しないことには。なにごともそう。
年があらたまり2023年1月。いよいよ配信日が迫る。
これはアレだね。配信の約一週間前は気せずも僕の誕生日。
いやぁ、うれしいなぁ。ありがとうございます、佐野さん!(妄想が止まらん)
そんな佐野先輩からの誕生日プレゼント。まずは2023年いちばん最初の土曜日に、当初は再現ライヴ来場者限定の配布だった“お土産”、アルバム制作秘話などが詰まったBook & DVDが届いた。これやねん、これがほしかったんや。
実は、前回2013年の“お土産”もまだ観てない・・・。あかんやろ、オレ。(ほんまですねぇ)
そして配信当日がやってきた。
2013年の前回はアナログレコードに針が落ちて、だったけれど、今回はトレイにCDが乗せられてスタートボタンが押されたところからライヴがはじまる。
そして、完全再現ライヴというがごとくアルバムの曲順、30年前のアレンジどおりに繰り広げられてゆくステージ。
ネタバレもなにもあったもんじゃない。セットリストはアルバム曲順どおり、さっきいったよね。
じゃあ、僕はなにを楽しみにこのライヴを観ればいいのかな?名立たるメンバーの演奏ももちろん楽しみだし。
こうなってくるとアンコールの曲が楽しみになってくる。
アルバム再現だからあるはずないのに『廃棄の街』スポークンワーズVer.、『ポップチルドレン』セルフアップデートVer.だったら激アツやな!なんて考えたり(笑)
って長田さんのギターに続く、そんな展開もおもしろいじゃない?
しかし、残念ながら今回アンコールの模様は配信なし。MCも、冒頭の挨拶代わりのものを除いてカットされている。
配信に先駆けて“お土産”送ってきたということは、「これでアルバムの背景を学習しなさいよ」ってことでいいと思うけど、繰り返しなんども以前からいうように、僕はライヴ前に予習復習をしない。
なんか、つまんねえじゃん。それじゃ。
事前に公開されたオフィシャルトレーラーも、当然、観てない。実際のライヴ、今回にかぎらず、予告編なんてないでしょ。
すみませんね、捻くれてて。
早よ、感想いけよ?分かってるよ、バカヤロウ・・・
現在進行形
『Sweet 16』のライヴトゥワーは当時、“See Far Miles”トゥワーのパート2として行われている。92年12月、僕も地元熊本の会場に赴いている。
2015年『Blood Moon』リリース時になにかの話題の際、熊本のFM番組で
「佐野さんは音にうるさいですからね〜」
と番組パーソナリティのぶんやさん(DJ かなぶんや)が語っていた。現在でもライヴ中、イヤモニの不調とかでスタッフに指示する姿を見かけるが、この92年のライヴの時も序盤やや怒り気味に指示していたことを思い出す。後日知ったことだが、この日のライヴは配信、中継されていたらしい。となれば尚更。
2020年代の現在に観る『Sweet 16』のライヴ。会場参加組からはアレンジはもちろん、原曲キーで歌ってくれたことに対しての賞賛が多かった。一時期の声の不調を知る者としてはやはりうれしいかぎり。
と本人も語っていたけど、そこに居たのは現在の佐野元春だった。歌唱方法、スタイルはまさに現在進行形の佐野元春だった。
これを読んでくださってる方は当日のライヴ、今回の配信は当然観ているだろうから詳細ははぶくが(あかんやろ)、これはもはや再現ライヴではない。まさに、10年代におこなったセルフアップデートだ。楽曲自体が色褪せないのももちろん、今現在の佐野先輩が歌うから輝きを増しているんだろう。
輝き続けてるいつまでも
(アルバム収録曲『レインボー・イン・マイ・ソウル)
こうして映像で観てはいるものの、これは見逃すべきではなかった。不覚。
個人的に今回ハイライトは『君のせいじゃない』。
あんなに吠えている姿。デヴューから40年以上、ぜんぜん“おとなしくなってない”。一体、何度目の全盛期だ?
それにしても、いつもながら楽しそうにドラム叩くね、しーたかくん。
ライヴ参加組からの情報によると、アンコールは予想したとおり、89年リリースの曲ながら、この年テレビドラマ主題歌として再発、“ティンカーベルが降りてきた”(ヒットした)『約束の橋』と『ヤング・フォーエヴァー』。
『ヤング・フォーエヴァー』演るならコロちゃん(佐橋佳幸)にもいてほしかったな。
次の名盤ライヴがあれば、取り上げられるアルバムにもよるが、“お互い元気なうちは”(笑)参加の方向で。
しかし、岸辺にもたれるか?(笑)
The Sweet 16 Grand Rockestra
歴代3つのバンドからこの日のために集結!メンバーは以下のとおり。
(僕の素晴らしい音楽仲間を紹介します、と佐野先輩はいった)
佐野元春(Vo,Gt,Tamb)
長田進(Gt ハートランド/ホーボーキングバンド)
藤田顥(Gt コヨーテバンド)
井上富雄(Ba ホーボーキングバンド)
古田たかし(Drums ハートランド/ホーボーキングバンド)
渡辺シュンスケ(key コヨーテバンド)
Dr.kyOn(key,Org.Mandolin ホーボーキングバンド
スパム春日井(Per)
山本拓夫(Sax,Flute ホーボーキングバンド)
西村浩二(Tru)
佐々木久美(Cho)
Tiger(Cho)
Tigerさんははじめましてやね。
そして、この先へもっと
次は『今、何処』トゥワー。再現ライヴ配信の2日前には最新アルバム『今、何処』からの第3弾シングル『さよならメランコリア』もリリース。
トゥワー楽しみだね。昨年末、アレをきっかけに新しくファンになった方も是非おいで。そう、まさしく、新しくはじめるぅんだぜ♪
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