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The Last Walz
80年代。佐野元春とブルース・スプリングスティーンはほぼ同時に夢中になった。そして2人からたどり着いたのがボブ・ディラン。そのディラン卿のバックを務めていたのが、のちに改名してザ・バンドになるザ・ホークスだった。(ザ・バンドに改名してからも一緒にライヴトゥワーを行なっている。)
もっとも、ディランにしろザ・バンドにしろちゃんと聴いたのはそれからずいぶんあとになる。
近年公開されたリブート版の猿の惑星シリーズの一作にザ・バンドの曲が使われていた時はうれしかったりで。
映画ラスト・ワルツはザ・バンドの76年の解散コンサートの模様を撮影したもので、監督はマーティン・スコセッシ。公開から40周年を迎えてのリマスター。
40年前、当時観た時は…、嘘、ごめん。当時は観てない。
伝説のライヴと言われるこの公演には様々な豪華ゲストが登場する。前出のボブ・ディランはもとより、ニール・ヤング、ヴァン・モリソン、ジョニ・ミッチェルetc。ドクター・ジョンにマディ・ウォーターズまで!
ニール・ヤング出てきた時はゾクゾクもんやったね。マディ・ウォーターズやジョニ・ミッチェルは顔知ってたけど、動いているの、はじめ見たww ジョニ・ミッチェル、誰かに似てるなぁ。あ、尼神の…(やめとけ!)
全曲とはいかなかったけど数曲は歌いながら。いやぁ、クラプトンやロニーが若いw
そしてディラン登場。オーラスの“I Shall Be Releaced”、感極まりそうになった。
すぐに佐野元春と関連付けてしまうが、伝説のライヴ、バンドの解散ライヴと言えばLand Ho!になるのかな?なんて思ってみたり。ホーボーキング・バンドメンバーがいわゆるルーツ・ロック、スワンプ・ロックが好きで、同バンドの演奏してる姿を思い浮かべたり。
平日昼間にしてはよく入っていたと思うが、この世界音楽遺産的な本作の途中で席を立つ人もいた。まだディラン卿も登場してないのに。もったいない、と言うか残念と言うか。
40年前の作品だからネタバレもなにもない。ネットで事前にいろんな感想を読んでみたら、これを機にザ・バンドをちゃんと聴いてみたい、と言うのがあって、なんだかうれしくなった。
序盤、評論家的邪念が入ってしまって(評論家きどりか!)、今度は一音楽ファンとして純粋に観てみたい。パッケージプロダクトをさっそく購入しよう!
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