電気工事士一種(実技試験)の指導経験から学んだ事
昨日、試験だった方、お疲れ様でした。
年に一回しかなく、材料費などでお金を費やしている分、かなりプレッシャーのある試験であるのは昔から変わっていないと思います。
「電工に受かるには練習あるのみ」
とよく言われますが、実際、練習する気になれなかったりするもの。
練習量を増やさない原因としては、大きく分けて、4つあると考えた。
1.電工材料が不足
電工材料は高い。
Amazonなどで購入しようとすると、1万〜2万円強するため、公開問題を全パターン2回ずつやるという事は大抵やらない。
後述するが、資格得た時のリターンが少ないのも影響する。
自分が後輩たちに出来ることとしては、安く仕入れる事とみんなで学ぶ場を作ってあげる事。これは今後、やりたい。
2.仕事の時間が長い
最近は考えれば考えるほど、勤務時間が短い人が有利であり、確たる差が生じると感じている。
何なら、勤務時間と仕事の内容を改善すれば、大抵の事はできてしまう気がする。
社会に出ると、縛りが発生するのが今の常識であるため、如何に自分で工夫するか。ここが大事になるだろう。
電工に関しては、材料費3周分のお金、時間があれば、確実に合格させる事ができると思う。
3.基礎の徹底
電験3種でも書いたが、基礎の作業をどれだけ早くできるかが大事。
電工で言えば、基礎作業(電線を指定の長さでざっくり切る、リングスリープ、被覆を剥ぐ等)を、とにかく反復するといい。落ちる人はここが遅い。
※長さは指定の長さの50%までズレていいので、複線図を書いたら、切る長さを書いちゃうといい。あと切るだけ、繋げるだけにしちゃう
※リングスリーブも、クリップ付けてもいいけど、上流でも下流でもいいので、ある程度流れを意識しつつ順番に処理してくといい。クリップ外し忘れに気付いて、こっそり外そうとして退場になる人はいる。
①複線図を書けるように。リングスリーブの大きさと電線長さも合わせて書けるように。
②基礎練習
③試験問題を時間制限ありで本気で取り組んでみて、タイムオーバー後は考えつく限界まで自分で作ってみる
④振り返りを行い、自分に必要な練習をして、もう一度試験問題を作ってみる
ここまでいけば、ほぼ大丈夫だろう。
実際には「家庭があるので…」「今日はちょっと…」と全体練習に行きたくなくなってしまうものである。
4.何故、資格を取るのか
ここに行き着く。
どんなに良い動画、良い先輩が複数人いても、やっぱり「何故、自分が取り組むのか」がはっきりしていないと、絶対成功しない。
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