『どの指導者を目指すか』という悩みを抱えた時に読んだ本

2022年2月4日 18:09

昨年は３００冊以上は本を読んだけども、トップクラスに惹かれた本。野球好きは読むと、確実に引き込まれると思う。職場でも話題となった。２０００年代の黄金中日ドラゴンズを詳細に書き出したもの。各選手目線で、落合監督を暴いていく表現方法が何とも言えない感動を生む。開幕投手の所で、故障続きの元エースを送り出し、引退まで導いた話は圧巻。結局、打ち込まれて引退するのだけども、それで周りの選手に火がついて優勝争いに参入していく。

落合博満氏は「変わった人」という評判があり、巨人に所属していた選手時代もどこか変わった人というのが伝わってきたことを自分も感じていた。

だが、監督しての手腕は素晴らしいものがあった。落合氏が監督に就任したとき、組織は衰退し、上層部も資金がなかった。手持ちのカードが少ない状態だった。

こういう組織の主任、管理職になる人は多いだろう。仲良しこよしは楽だが、それでは何も良くならない。そういう状況で、落合監督は一線を引いて、選手とあるべき姿と向き合った。リーダーのモデルとして、記憶しておこうと思った。

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