満点だと思っていた耐雷設計、落雷対策が5~6割程度の出来だった経験【配電・送電・変電所】まずは送電から押さえる。
電験3種と2種の違いの一つが今回の記事にあたる。
電験3種を受験する人はシンプルに読んでもらって、落雷対策を学んでもらえれば、かなり良い点数稼ぎポイントになる。
電験2種を受験する人はちょっと耳の痛い話になるだろう。
昭和時代から「落雷対策」は出題されてきた。
昔の方がざっくりの質問で、電験3種で登場する対策を綴ってやればよかった。
だが、年度が進むにつれて、条件設定が加わって単純に昔の答え、定番の答えを書いて終わりでは済まなくなったのである。
分かりやすい問題であれば
「電磁誘導障害について、2つ答えなさい」
といった問題がそうだ。
この年度に受験した人の多くは
「え・・?答えは「電磁誘導障害と静電誘導障害」じゃないのかよ」
と思ったはず。
よほど、過去問を漁っていたり、学校の教科書をがっちり学んでいれば、対応できたかもしれないが、付け焼刃だとまず無理。
落雷対策も、同じことが起こっていて、意外と答えがズレていて、与えられて半分の点数かな?などと採点されてしまう。
自分が実際に採点してもらったのは、某電力会社の外部講師に来て下さった方である。(1日10万円+昼食夕食付という恐ろしい待遇)
教え方や解く力は別として、かなり採点には詳しくて関係者との繋がりも広かったから電験2次試験の講師第一人者として、かなり高い精度を持っている方だろう。
自分はこの耐雷設計、落雷対策がイマイチだったので、同じ失敗をしていないか、自身の経験を共有しておく。
※講座で自分が採点してもらったものを見つけ次第、掲載する。
「架空送電線」の雷害対策
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2019年2020年の経験を経て、新たな形のオンライン塾。勉強資料を格納している。既存の塾や通信講座や特別講座以上に「基礎知識」「失敗確率を極力減らす方法」が得られる。定期的に届く配信記事をきっかけに問題を解いたり読んだりことで知識のベースアップも狙う。塾や通信講座のメリットに加えて、難化する試験対策を考慮した戦略を共有するマガジン。最近はさらに発展し、資格取得後の先の話を開拓している。
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