【講義資料】対称座標法(2線短絡)を用いた距離継電器の動作判定

対称座標法(2線短絡)の締めとなる問題を選定した。

電験1種の平成21年の電力管理問4の問題である。故障点の電圧を求めたのち、継電器までの電圧降下を加えた値が継電器の入力電圧となる流れで解く。

現在の電験2種二次試験では、対称座標法の基本を覚えていけば、点数を取れるような問題が出題される。将来、複雑な計算が含まれる問題にシフトしていくと考えられる。

また、電験全体としては、継電器に関する問題が増えているので、見かける機会が多くなっている距離継電器についても理解しておこう。

先日の資料と合わせて活用してもらえれば、簡単に解くことができると思う。(1)はそのままである。

この手の問題は大学では学ぶことができるが、独学の人には難しい。大学に行きたかったが、行けなかったという人の役に立つことを願っている。

ここから先は

823字 / 20画像
2019年2020年の経験を経て、新たな形のオンライン塾。勉強資料を格納している。既存の塾や通信講座や特別講座以上に「基礎知識」「失敗確率を極力減らす方法」が得られる。定期的に届く配信記事をきっかけに問題を解いたり読んだりことで知識のベースアップも狙う。塾や通信講座のメリットに加えて、難化する試験対策を考慮した戦略を共有するマガジン。最近はさらに発展し、資格取得後の先の話を開拓している。

国家資格「電気主任技術者試験(第3種・第2種)」に関する学習の場と書庫。参考書以上をより分かりやすく解説。また、自身が執筆する参考書原稿の…

頂いたサポートは困っている誰かに使わせて頂いております。下さった気持ちは自分が貰うので、できる限りお返しに参ります!!