電力系統の信頼度(事故確率・平均運転持続時間・事故頻度)を定義から学ぶ(1)

電験1種の質問回答となります。

「平成18年電験1種の電力管理問5について、定義から教えて下さい。教科書にはきちんと書かれたものがありません」

といった質問ですが、全部リサーチを入れていないので不確定ですが、入門系の教科書には題記の定義はきちんと書かれていない印象です。

電験2種では出題されないと考えているので、私たちのチームには問題ありません。

複雑な物事をクリアにしていきますので、力を付ける意味では利用価値があるでしょう。youtubeをみましたが、間違っている人もいるので、自分も注意を払って、教科書の定義に沿って書きます。

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問題の意図としては「各設備の故障確率の合計を求めて、時間まで求める」

事故確率の公式

直列系統の事故確率は、各設備の事故確率を足せば良い。

教科書でも「r=r1+r2+・・・rn」と記載されている。

ここで、故障確率を足すの?という疑問が浮かぶ人がいるだろう。

暗記できる人はそれでもいいが、応用が利かなくなるので、下記から学ぶといい。一切怖くなくなる。

事故確率の定義

事故確率をrとするとき、健全な状態にある確率をsとすれば

「s=1-r」

※これが全ての基になる。確率が苦手な人は特に「1」の意味を理解するといい。1は全体もしくは100%と考えること。

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