無印良品のデザインと好きなBGM
最近、デザインの勉強をしていた。デザインを必要とする仕事があったためだ。
勉強を進めていく中で、「無印良品」に行きついて、その素晴らしさを学ぶこととなった。
無印良品は昔行った記憶があるが、いつの間にか行かなくなった。
「わけあって、安い。」のキャッチコピーは自分も知っていた。
が、このコンセプトは微妙に意味が変化していた。
大量生産・大量廃棄の次元から完全に抜け出し、洗練されていったことを知らなかった。
店内には、独特な雰囲気の空間があった。
開店前5分前には平日にも関わらず、お客さんが並んでいるのが印象的。何回通っても、開店前にはお客さんが並び、昼にはレジには行列ができる。
店内の本を読んでみる
レジが混んでしまったので、本を読んでみることにした。
本が沢山並ぶ本棚に近づいた。無印良品の設計、コンセプトに関する本が目に入った。
パラパラ読んでみて、今の自分にとって、日経デザインの本が合うように思えた。結果として、めちゃくちゃ勉強になった。
夢中で読んでいたら、途中で声をかけられた。
店内では珈琲を販売・本を読むスペースを設けているものの、デザインの本を読む人は珍しいとのこと。
「無印良品はよく来ますか?好きですか?」
と声をかけてくれた人は、どうやら偉い人だそうだ。
「いえ、最近、来るようになっただけです。でも、たぶん好きです」
と答えた。普段なら、「失礼ですが・・・」と言って突撃し、相手から学ぼうとするが、今日はしなかった。
そんな気分にはなれなかった。
あとあと考えてみたら
野心すらも消える空間が、無印良品の特徴なんだろう。
普通のお店では売れない商品がバンバン売れていく様子をしばらく見ていた。
3000円後半もするアロマデフューザー、ましてや5000円もするアロマデフューザーが売れていく。
この手のものは近所の雑貨ではまず売れない。店長も売れないから仕入れないと言っていた。
数値化できない雰囲気
この記事ではそこまで深く踏み込めていないが、タイトルは正しいと思う。
大量生産・価格競争・大量廃棄という悪循環で苦しむ業界は多い。電機業界だってそうだ。
頭を使わずに、作業だけしているのは楽だ。だが、大元であるコンセプトがズレているとき、作業は価値を失い、悲惨な結果を生む。
不変的なものを追求する視点は大事だと思う。
BGM
店内のBGMが、イギリスに行った時に聞いたような雰囲気のものであった。民族音楽のような。
ケルト音楽とも言うそうだが、実際、幅がかなり広いと思う。アイルランド、スコットランド、イングランド、ウェールズ、フランス、カナダなどの伝統音楽を含む為だ。
「Seoithín Seo Hó」は知っていたのだが、店内で流れていて、凄く良かった。
「Silent Night」はOíche Chiúinという名前になっていて、かなり綺麗な音楽になっていた。
心が整った状態だと、仕事がとても捗るので、オススメである。
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