電験問題を解き続ける挑戦⑩「平成20年理論科目問17」
6月25日(木)
今日共有するのは
「クーロンの法則問題」
しかも
「電荷接触問題」
工業高校、高専といった学校で授業を受けたことのある人にとっては、簡単に解ける問題であった。
こういったことを伝えると、、非常に腹正しく思う人もいるだろう。だが、昔を悔いても仕方がない。
今日、自分の記事に出会い、自分が紹介する文章で知識を得てもらえれば十分補填できるはずだ。
暑いシーズンに入ってしまい、勉強が難しい時期だが、頑張っていこう。
平成20年理論科目 問17
問題文、なげぇ!!
ツイッターでも勉強している方とやり取りすることが多々あるが、その際は紳士ぶった対応をしている。
が、本心はこんなことを思っている。
まったく。問題分かりにくすぎる。
漫画「るろうに剣心」に登場する志々雄誠なら
「お前、うぜぇ!」
「小細工すんな!!」
と言って切り捨てるほどの長文だろう。
「電荷の値を問題文中に書くなよ」と思う。
(a)の本質部分
・導体球A、Bの反発力が「○○」
・球A、Bの距離は0.3[m]
・電荷の大きさ「●●」「△△」
比例定数はいくつですか??
問題の必要部分はこれだけである。(勿論、前提条件の文は必要だけど、電験3種の試験で「球の大きさを考慮しないと、クーロン力に影響しますよ」なんて指摘をする人はいないだろう。研究者か!と思う。)
(b)の本質部分
・球Aに球Cを接触させた(電荷が均等に分散される)
・その後、球Cを球Bに接触させた(またしても電荷が均等に分散される)
球Aと球Bの間に球Cを置いたときのクーロン力が釣り合う位置を求めよ。
・釣り合うということは、2つの反発力(球Aから受ける力、球Bから受ける力)が等しくなる
問題をかみ砕く力を身につけよう
いかがだったろうか??
問題は意外と簡単なのである。本当にクーロンの法則を使った基本問題でしかない。
実際解いてみた結果
「正解」!!!
とはいえ危なかった。
どこが危なかったのか
b問題で間違えそうになった。
正確には「戸惑った」が正しい。
?を書いている部分で迷った。「Fa=Fb」として計算をする所である。
2乗を処理するために解の方程式を使ったのだが、「√(ルート)」の認識を間違っていたのだ。
ルートなど普段の生活では使うことがないので、意外と知識低下していることがあるから注意して欲しい。
自分の認識違い
ルートというのは、ルートの中の数字が二乗となったとき、ルートを外すことができる。
※日本語だと伝えるのが難しいね
つまり、ルートの中の数字はルートを取った場合、必ず小さくなるのだ。
「√9」なら「3」
「√16」なら「4」
といった具合である。
ただし1未満は違ってくる
0.9×0.9=0.81
0.8×0.8=0.64
そう。
1未満の数字は掛け算すると、小さくなってしまうのだ。
自分はこの常識を忘れてしまったのである。
rの値が解の方程式で求めたが、√の中身が0.72だった。常識を忘れていたので√を外したら、0.72より小さい値(半分程度の値)になってしまう」
こんな勘違いをしたのである。
恥ずかしい限りだ。
いつかは大都市部で行われている講座に出たいと思っているのに、久しぶりに問題と向き合うとこんなことが起こる。
伝えたいこと
自分の醜態をさらしてまで伝えたいことがある。
それは「解く力、計算力は半年から1年で随分と低下する」ということ。
自分なんか、あれほど得意だった「解の方程式」で若干迷い、√で詰んだ。
そして、歳を重ねて身に付けたスキル(両辺の二乗処理)で乗り切った。
もし、別の形でルートの知識を問われた場合には最悪の場合、失点していただろう。
こういったことがあるから、一日1問計算問題を解いて欲しいのだ。
今日も勉強を頑張る方、共に頑張ろう!