【詳細版】線路充電特性と発電機飽和曲線から同期発電機の自己励磁現象を説明せよ
自己励磁現象について、一から学ぶ資料。
試験問題が難化するほど、きちんとした説明が必要になる。理解すれば、自信を持って回答できるようになる。
まず、自己励磁現象については下記の通り。
よく見かける説明例、回答例であるが、これを書けるように。
よくある間違い
フェランチ効果とは違うという点には留意して欲しい。
進み電流が電機子反作用の増磁作用をもたらすのがポイントである。要点を間違うと、ほぼ点数がもらえない可能性がある。
「電機子反作用の増磁作用」を説明できるか
本題から逸れるので、先に答えを言うと
「発電機が作った電気は電機子を通して系統へ送られる。電機子に流れ始めた電流が界磁磁束に影響を与える。これが電機子反作用。」
電験3種のH26年問5は「増磁作用」「減磁作用」を分かりやすくした問題だ。
ここまでの説明ができるようになったら、次に進む。
2つの曲線
詳しい説明をするために必要な「線路の充電特性曲線」と「励磁飽和曲線」を確認しよう。
それぞれの曲線の意味を説明できるだろうか。
線路の充電特性曲線
無負荷飽和曲線
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