編み方レシピの読み方
編み物について私の歴史からざっくりわかったところで、今度は何を編むかを考えてみましょう。あ、TOP画像と本文はなんの関係もありません。
編み方レシピは書店で本として売っていたり、ネットでレシピごとに購入できたり、専門店でキットで売られていたりします。
本を買う
書店で売られている本は、完成形も載っているので出来上がりが想像しやすいです。
ベルンド・ケストラーの表編みと裏編みだけの模様編み120 https://www.amazon.co.jp/dp/4537218509/ref=cm_sw_r_cp_api_glt_i_583WWQY1BY3WVP5JZBQ5
本に書いてある糸と針を用意して、本を読みながら進めていきます。分からなかったらググれば大抵解説動画が上がっているので、いい時代になったよなーと思います。
キットを買う
手芸屋さんでは見本と編み方レシピ、毛糸がセットで売られています。人気のセットは販売開始1時間で売り切れ!とかもあるのでとても大変です。手芸店が近所にあれば、店員さんに分からないところを聞いたりもできるので、初心者さんには特にお勧めかと思います。最近はネット通販で全国の毛糸屋さんからキットを購入することができるので、これもまたいい以下略です。
毛糸メーカーでもキットを売っていたりするので、こちらで購入するのもお勧めです。これ買えばこれができる!というのは安心感がありますよね。
ダルマストアはメーカーさんが運営するネットショップです。本やキットがとにかくおしゃれでお財布の紐がゆるゆるんになります
私の住んでいるところからチャリで30分のところにある毛糸屋さん。いつも毛糸やキットを買わせていただいてます。
こちらのショップはインスタでよくライブをされていて、素敵なレシピや毛糸を販売されています。
先日残念ながら休業に入ってしまった実店舗のwalnuts kyotoもとっても素敵なお店でした。再開したらまた行ってみたいです。
こちらは福岡の毛糸屋さん。教室もやっているようで、とてもいきたいお店の一つです。何度か通販をお願いしましたが、毎回とても丁寧で店主さんのお人柄が感じられるお店です。
他にも毛糸屋さんや手芸屋さんはたくさんあるのですが、今回は私がよく使うお店を数店ご紹介しました。
ネットでレシピを買う
インスタで#knittingで検索すると、世界中の素敵な作品を見ることができます。私も最近編み物を再開したきっかけになった靴下はフォローしている方の作品でした。で、色々と検索をして、Ravelryというサイトにたどり着きました。
ここは会員制のサイトで、会員になると編み方レシピを売ったり買ったり、作品を発表できたりするSNSのような場所になっています。
世界規模のサイトなので、いろんな国のニッターさんの作品を見られるし、編み方レシピを買って実際に作ることもできます。作品写真をアップロードしてコメントつけたり、なんてこともできます。
私はこのサイトに出会って、初めて英文の編み方レシピの存在を知りました。日本式が唯一だと思っていたのですがそんなことはなく、海外のパターンの方がすごくしっくりきたんです…!
日本の編み図式と海外の文章ベース式との違い
ようやくここから今回の本題です。長いよ!
書店で編み方の本を買うと、多くの本では方眼みたいなマス目にアイコンが書いてあったりなかったりして、それが必要目数×段数分用意してあります。私は今までこれこそが編み方レシピだ!と思っていました。
Ravelryなんかでよく買うレシピはこれとは違い、文章で説明してあります。パターン部分など、一部で編み図式が並記されていることもあります。
以前どこかのウェブサイトで、「編み図は地図、文章パターンはカーナビ」といったような表現をされていたのを耳にしました。まさにそんな感じです。編み図は表側から見たまま全ての目・段を表記してあるので、記号を覚えれば完成図が想像しやすくなっています。一方文章パターンは想像はつきにくいものの、図式と違って今自分がどこを編んでいるのか彷徨うことが少ないです。
では実際にどんな表記がされているのかを見てみましょう。
編み図式
これは完成品を表から見た時に、何段めの何目めなのかが一目瞭然になっています。気をつけたいのは、「往復編み」の時です。マフラーなどの往復編みをするものは、奇数段めは表を見ながら編むのですが、偶数段めは裏側を見なければいけません。表編みと裏編みは表裏一体の関係で、表を見ている状態で表編みをすると、裏から見たときに裏編みに見えます。逆に、表を見ている状態で裏編みをすると、裏から見たときに表編みに見えます。な…何を行っているかわからねーかも知れねーが、表編み・裏編みという違う編み方をしても、逆サイドから見たときはその対になる編み方をしているというわけです。日本語で説明難しい。
図のように、四角一つが1目になります。四角が縦横に積み重なっているので、どのくらいのボリュームを編めばいいのか、一目瞭然としたものになっています。25目×34段=840目、+伏せどめを行う、という感じになっています。体感ですが、日本式の場合は作り目を1段とすることが多いように感じます。では、文章パターンの方も見てみましょう。
文章パターン
文字ぃー!はい、記号ないです。なので文章パターンと言われるんですね。表側をみていようが、裏側を見ていようが、こう編め!という潔さを感じます。実際はもっと複雑なのですが、スワッチのような簡単なものを文章化するとこれだけで終わってしまいました。
ちなみに文章パターンは表編みをK(Knitting)、裏編みをP(Purl)と表記することが多いです。最初ちょっと抵抗があるかも知れないですが、覚えてしまえば割と大丈夫です。
私はこっちの文章パターンの方が好きです。方眼見ていると、「あれ今どこだっけ…」と目が迷子になりがちなんですよね。スワッチ程度の小さい、簡単な図だったら大丈夫なのですが、複雑な、大きなものを編もうと思うと結構これが…。理想としては、どっちの編み方レシピもわかるようになると、編めるものの幅が広がるのでいいんじゃないかなーと思います。
というわけで今回は編み方レシピの読み方の紹介でした。ずっと「編み方レシピ」と表現してきましたが、これは私の造語で、普通は「編み図」とか「パターン」とか言います。編み図式と文章パターンを比較したくて、二つを統一して呼べるように今回「編み方レシピ」という表現を使用しました。一般的ではない表現であることをご承知おきください。
ではでは!今回はこれまでです。頭でっかちなコンテンツになりました。
いろんなものを見て、編みたいなってものを見つけられれば、次は道具と糸の用意ですね。次回はそんな感じの記事になるかと思います。どうぞお楽しみに!ではでは。
ポチる前にそのお金であったかい飲み物買いましょう。