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棒針編みとかぎ針編みと、便利グッズたち

編み物は毛糸と針があれば今すぐにでも始められますが、残念ながら道具はまず買わねばなりません。

編んでみたいものが決まったら、その編み方の書いてある図を参考に、手芸屋さんへいきましょう。最近は100均にも売っているので、まずは試してみたい方、コストを安く抑えたい方はそちらで始めてみるのもいいかもしれません。

かぎ針

小さなものから始めてみようという方はかぎ針がいいかもしれません。コースターやエコたわし、ヘアバンドやバッグ、あみぐるみなど色々なものが作れます。
私が持っているのは3種類くらい。
写真右から、オール金属製でかぎ(上先端の丸っこくなっているところ)ひとつタイプ、持ち手がついてるタイプ、両端に異なるサイズのかぎがついているタイプになります。
かぎのサイズによって、できる「目」の大きさが変わります。毛糸や編みたいものによって目の大きさを変えるので、異なる目ごとに用意する必要があります。0号から10号以上のサイズのものがあるので、買い揃えるとなかなかのことになります。金属製やプラ製などがあります。レース用のかぎ針は普通のかぎ針と同じ号数でも細いので、買う時は気をつけてください。

かぎ針で編んだものはこちら。うずがぐるぐるっとなっているのが見えますが、これが「目」です。これを作るのにかぎ針を使います。作る「目」の種類もたくさんあるので、結構覚えるの大変です。本などには巻末に目の作り方も載っているし、動画を見れば動きもわかりやすいです。

棒針

値段隠せや…!
棒針には色々と種類があります。おなじ号数でも長さが違ったり、後ろのストッパーが付いてたりついてなかったりするものがあります。
手前側の5本もついてるやつは、靴下や帽子など、輪っか状になっているものを編む時に使います。左右どちらからも目を入れたりだしたりできるので便利ですが、意図せず目が落ちることもあります。
こちらも号数、長さごとに揃えてあげる必要があるので、少しずつ増えていきます。金属製、竹製などもあります。

棒針で編んだものがこちら。下の方のうねうねしているものや、逆V字になっている一つ一つが「目」になります。基本的には表編みか裏編みかの2択なので、編み方を覚えるのは楽です。慣れるまでは手が攣りそうになるのでお気をつけて。編み方についてはまた後日紹介します。

輪針

棒針の先のようなものがコードでつながっているのが輪針です。輪、なのでわっか状のものしか編めないの?と思われるかもしれませんが、マフラーなどまっすぐなものも普通に編めます。優秀。
こちらは号数に加え、間のコードの長さが異なるサイズが展開されています。長さごとに揃えるととんでもない本数を買う羽目になります。

そんな時に便利なのがこちらの「付け替え輪針セット」。針パーツとコードパーツをジョイントと呼ばれるネジでつっつけることにより、輪針を号数×コード長ごとに買い揃える手間を省いてくれます。こちらはセットで買ったものですが、針単体、コード単体でも売っているので、少しずつ揃えていくのも楽しいと思います。揃った数だけ編んできたんだな…!って思えそうですね。

あると便利グッズたち

これから紹介する道具は、編み物を始める時に絶対ないと!ってものではありません。
あると編み物が便利になったりテンションが上がったりするだけのものです。

なわ編み針

セーターやマフラーで、なんかうねうねが三つ編みみたいになってる模様とかありますよね?あの模様を編む(交差編みといいます)時に使うと便利なのがこのなわ編み針です。針の号数によって近しいサイズの針があると便利です。
つい最近までこれがないと交差はできないんだと思っていましたが、つい先日ちょっとパワープレーで交差編みができることを知り、衝撃でした。編み物は日々勉強です。これがなくても両端が細くなってる短めの棒針で代用できたりもしますが、この窪みがいい仕事してくれるのであると便利です。

針キャップ

途中で手を止めなきゃ行けない時、針の先から目がずり落ちるのを防いでくれるキャップです。大きい穴と小さい穴が空いています。ここに針先を指しておけば、針から目が落ちるのを防いでくれます。いろいろなメーカーから可愛いキャップがたくさん出ているので、つい集めたくなる魅惑的な便利グッズです。

ルーラー

全然説明していなかったのですが、編み物する時に数えなければいけないものが2つあります。それは「目」と「段」です。目は、針に通している横方向の数。「段」は逆に縦方向です。

その目と段が、10センチ四方にいくつあるかを数えるのがこのルーラーです。写真のものは、外側の大きさが10センチ四方に、内側の穴が空いているところが5センチ四方になっています。定規もついています。このサイズの中に何目何段あるかを数えるために使います。
なんでそんなもの数えるんだ、っていうのはまた別の機会におはなししますが、セーターなどの大物を編む時には同じ目数、段数で手本と同じ大きさになることがとっても大切なので、数える時にあると便利なグッズです。

マーカー

これは目と目の間に挟むように入れるもので、マーカーと言います。針の大きさに合わせて色々なサイズがあります。「10目目から色を変える」とか「100目から模様編みする」なんてときに、いちいち目数を数えなくても、このマーカーのところで変える、と覚えておくためのグッズです。もちろんなくてもできますが、結構目数って数え間違えがちなので、保険的便利グッズですね。

段数カウンター

続いてこちらは今何段目を編んでいるかをメモしておく段数カウンターです。数字ビーズの隣の輪っかに針を通して、何段目かをメモしておきます。手前の大きいカウンターの0の近くには少し大きめの輪っかがついてますが、10段以上を数えるときは、ここに引っ掛けるタイプのマーカーをかけていきます。つい最近存在を知ったのですが、それまでは1段ごとにメモ帳に正の字を書いていたので結構手間でした。あるとスピードアップ間違いなしの便利グッズです。

まとめ

というわけでえらく長くなってしまいましたが、これで道具の紹介は終わりです。最初からこんなに揃えないといけないことは絶対ないです。まずは編みたいものの号数の針と、毛糸を買いましょう。マーカーは安全ピンとかでも大丈夫です。編み物にハマルト自然と増えていくものなので、沼らないようにどうぞお気をつけください…!

次回は何の話をしようかな。どうぞお楽しみに。それではまた。

ポチる前にそのお金であったかい飲み物買いましょう。