
人生の壁。 〜サッカー小僧育成中〜
こんばんは、Himariです。
暑い日が続いてるこの日も長男は練習試合だった。
でも私は仕事。会議会議、分析、資料作り、会議・・・の毎日。
自分の都合で休みなんて取るのは難しい。
この日も見に行くことはできなかった。
長男に、練習試合はどうだったの?と聞いた。
3年生までは試合ではセンターバックのことが多かった、というか、そこばっかりだった。
センターバックも誰もができるポジションではない。
けれども、最近はいろんなポジションを経験させてもらっているとだそう。
違うポジションをすることで、今まで分からなかった、ここはやりやすいとか、やりにくいとか、こんな事ができた、できなかったとか見えてきたようだ。
これは何にでも言える事だろう。仕事だってそうだ。
いろんな事に挑戦することはいいことだ。
新たな自分が見えてくる。
他の誰かのことが見えてくる。理解もできる。
そうやって経験を積むことによって、成長していくのだ。
担当のコーチではない他のコーチが言っていた。
Haruは今、精神面で大きな壁にぶつかっていると。
それはどんな選手でも起こり得ることだと。勿論、プロのサッカー選手においても同じことはあり、経験することである。
そういう時は違うことをやらせてみるといい、と。
年長から始めたサッカー。3年まではスタメンでゲームにおいてもほとんど交代がない状況だった。
しかし、3年の最後の方から交代が多くなっていた。
そして、4年のある日、某Jリーグ所属クラブチームとの練習試合の時にレギュラーメンバーに選ばれなかったのだ。
Haruはそれを私から伝えられ、涙した。
「自分では(選ばれる)自信がある!絶対行きたい!」と言っていたから、尚更である。
4年の担当コーチに、そのことを伝え、
「今のHaruにとって足りないものはなんですか?」と尋ねたとき、
頂いたメッセージには、こう書かれていた。
Haru!
今、Haruに足りないところは、『自信』!
技術、一対一の勝負強さは、高いレベルにある。
高いレベルにあるから、もっと積極的になれば、もっと試合にも出られるように必ずなる!
『自信』は気持ちの部分なので、自分の感情によって左右されてしまう。
「オレは、うまい!」と思って毎日やってみよう!
上のメンバーと練習すると、自分を出せなくなってるよね?
それじゃあ、ダメだ!
この前一回、声を出し続けたときに、褒めたの覚えてる?
あれ、凄い大事なこと!他の人には、できないこと!
そういうのを伸ばしていこう!
技術もある!周りも見れる!
じゃあ、あとは、自信!
俺は、Haruに気持ちが入ってないとは、言わない。
でも、もっとやれると思って見てる!
この一年で気持ちを強くして、変わっていこう!!
悔しい気持ちが出てよかった。
強くなろうな!
そのメッセージを紙に印刷して、Haruに渡した。
長男は読みながら泣いた。
きっと自分でも自覚していたのだろう。
でもどうやっていいのか分からないのかもしれない。
まだ10歳。精神面での壁は相当高いものだろうと想像する。
それがテクニックだったり技術面であれば、今以上に練習を重ねればいい。
しかし、『自信』を持つということ、自分の意識を高めるのはそう簡単なことではないだろう。
プロのスポーツ選手、一流のシンガーなど、大舞台の場に立つ前に、好きな音楽を聞いたり、自分の好きな香りをかいだりして、最高の自分をイメージし、士気を高める。
そんなことができるほど、強くない。
日頃からの鍛錬が必要なのではないかなって、私は思う。
そろそろ秋季の大会のスタメンが決まる時期だ。
長男もそれは分かっている。きっと気になっているに違いない。
それとも、そわそわしてるのは私だけ、か(?)
ほぼほぼスタメンが決まってきたらしいよ、と長男はさらっと言っていたが。
入れるか入れないかは、きわどいところである。
この前、コーチに会ったとき、「この学年は面白い!!!使える子が多いからかなり悩むよぉ〜」と言っていた。
もう親の私としては、ハラハラドキドキしている。
だけど、もしBチームだったとしても、よく頑張ったね!って褒めてあげよう。
だって、毎朝の自主練頑張って休まずやっているのだから。
頑張れ!Haru!!!
だって、ママは、いつもキミの一番のファンだから。