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大嫌いだった故郷の海が綺麗に見えた

わたしの生まれ育った町は、一年を通してカラッと晴れた日が少なくて
なんだかいつもどんよりしてて。

あの、大嫌いだった田舎の独特な閉鎖感が記憶を悪い方向へ盛ってる可能性もあるんだけど
まぁとにかく、いつ見上げても悪魔召喚されそうな空だったし
そんな空を反射してるから当然、海も真っ暗だった。


…と思ってたんだけど、今年の帰省で見た海はものすごく綺麗に澄んでて、場所によってはエメラルドグリーンに輝いていてキラキラしてた。

あれ、地元の海ってこんなに綺麗だったかな。


離れたからこそ良いもの、大事なものに思えるのか
故郷とは懐かしむもの…の感覚に囚われすぎているのか
あの閉塞感から解放されたこころで見るからキラキラして見えるのか…

わからないけど、とても綺麗だったな。

夏大好き。まだ終わらないでほしい。

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