見出し画像

ママ友からの果たし状 〜キャラ弁の写メ

もう10年以上前の話。

電車の中で、
ご近所の仲良しママ友とLINEをしていた。
内容は、大阪人特有の!?電車の中では危険なレベルの笑いを交えた、
たわいもない話だったと思う。

そろそろ目的の駅に着くので、
”ラインの返信ができなくなる”
と言うことを別の表現で伝えた。

すると、唐突に、
『今日のお弁当』
というタイトルで
かわいいキャラ弁の写メが送られてきた。

違和感。。
なんで、今?

で、考えた。

当時、私は、
全てを人のせいにして生きてきた
ことに気づき、少しずつ、
全ては自分発信なのではないか?
と、出来事を振り返るようにしていた。

やりとりの最後に、私は
『今から梅田で買い物。
旦那に頼まれた用事なんだけど
いいものがあったら、ついでに私も何か買おうかな』
と書いた。

ママ友は
会社員のご主人と結婚することを「大丈夫?」と心配されるほどに裕福な家庭で育った。
とても優しいご主人に愛され
子供にも恵まれ
十分に立派なお家で
幸せを絵に描いたような生活をしていたが、
人から”幸せじゃない”と思われることを恐れているようだった。
その日のラインのやりとりでは、
『家計をやりくりして、ようやくブランド物の財布を買ったけれど、
主人にとても気を遣う』
というようなことを言っていた。。

お分かりだろうか。

私は、
”自由に買い物ができない”
と嘆く彼女に
”特に必要もないけれど、良いものがあれば買ってくるわ、私は。”
と言ったのだ。

ひどい話だ。

その時の私の表層意識としては、
もちろん、彼女に嫌がらせをする気など毛頭なくて、
ただ、
”急にラインの返事を止めると良くないから、現状を伝えよう”
と思っての行為だった。
そのつもりだった。

が、彼女からは
私がいつも苦手だと言っている”キャラ弁”の写真が送られてきた。
なんの脈絡もなく。

なるほど
彼女が唐突に送ってきたように思えた
見事なキャラ弁の写真は、
果たし状
ではなく、
私からの果たし状への
”受けて立つ!”だったのだ。

全ては自分発信
が、腑に落ちた瞬間だった。

めちゃくちゃ嫌いなあの人
私にだけ、嫌味を言う人
もしかしたら、その嫌がらせは、
自分が先に発信しているのかもしれない
と言う発想は、持ってみるといいと思う。

反省と自己憐憫は違う
ということと、
そもそもそんな人とはすぐさま離れれば良い
という視点も忘れずに。

自己責任100%
という考え方は、
とても清々しい。

だって、私が世界を動かすことができるのだから。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?