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効率命!だった、あの頃のディズニーランド
10数年前、3歳と1歳の子供を抱えた私は
いつも、いきり立っていた。
突然降りてきた、この”いきりたつ”という言葉
調べてみたら、
急に怒る、感情が込み上げて興奮する
という意味だそうだ。
なんか私の思ってたのと違うけど、
遠からず、いや、実は的を射ていてw
(wの使い方は合っているのだろうか)
そんな私は、小さな子供達を抱えながら
毎日
いかに効率よく
いかに多くの経験をするか
に躍起になっていた。
だって、私にとってはそれが正義だったから。
小さな子供を連れてその欲求を叶えるのは、至難の技💧
だから、私はいつもいきり立っていたのだ。
。。。と、今ならわかる。
さて、表題のディズニーランドの件。
関西人にとって、子連れディズニーランドの旅はまさに一大イベント。
これは、なんとしても
効率よく
たくさんの経験をせねば!
と、血が騒ぐ。
攻略本を数冊買い、
ネットで情報を調べ、
2日間のスケジュールをしっかりと立てた。
当然、夫と私は
行列に並ぶ担当と
子供とアトラクションに乗る担当に分かれる。
普段、子供達と接する機会は私の方が多いので、
夫は子供たちの喜ぶ顔が見たいだろうと
「子供たちとプーさん乗ってきて」
と言うと、なんと夫は
「いや、俺、ここでゴルフ雑誌読んどくわ」
はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?
この人は、なんて冷たい人なんだろう
と、思った。
泣いてる子をあやせないのは仕方ないとして、
ディズニーランドのアトラクションに一緒に乗るというオイシイ役割まで放棄するとは。。
いやいや、
私には分刻みの行程表がある。
そんな夫には構ってられない。
前に3歳の娘を抱き、後ろに1歳の息子をおぶって
アトラクションまで走る💨
戻ってみると、夫は宣言通りに
ショーの場所取りをしながら、
別れた時と同じ姿勢で雑誌をめくっていた。
この人は。。
わざわざ東京まで来て
高いお金を払って入園して
どこだってできる”ゴルフ雑誌を読む”だなんて、
なんちゅーもったいない生き方をするのだ。。
あれから10数年。
自分を知る
人を知る
という喜びに目覚めた私は、
今月、新しい学びを始めた。
『STR 素質適応理論』
とても興味深い学びのシェアはおいおいしていくとして、
まずはSTRの基本、”感じ方”を表す○□△で
夫と私をみると、
◯の夫は、
・自分を曲げてでも、みんなと仲良く楽しくやりたい
・大事なのはプロセス
□の私は、
・自分のやり方・自分のペースで進めたい
・頑張りよりも、結果が大事
そうだ。
私はずっと、結果だけを追い求めてきた。
プロセスなんてどうでもいい。
昔から、移動時間はもったいないと認識していた。
大阪の人は歩くのが早いと言われるが、
私はいつも大阪のド真ん中でも人を抜かしてさっさか歩いていた。
なんなら、急いでもないのにしょっちゅう走っていた。
移動は無駄な時間だから、省きたいのだ。
そして、
そんなの当たり前の感覚だろう
と、思っていた。
自分を知る
というのは、究極の癒しだ。
いきり立っていた私は、
短気でダメな人間ではなくて、
自分の正義を貫きたくて必死だっただけだ。
そして、夫も
子供たちも。
ただそこに、母である私の理解があれば
もっともっと楽しい旅になっただろうな
と、思う。
追記:
△の人は
・自由に生きたい
・その場のノリが大事
という楽しい人たちです😊