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メシ、まだなん?

主人に「メシまだなん?」と言われただけで、
心がザワっとする。

”なんだよ、その言い方は!”
”私は頑張ってるのに!”

というイラッとした感情が
表面的に現れるのだが、
その気持ちを深く深く掘ってみると
なんと、
”できない人間だとバレた、どうしよう”
という思いがあることに気づく。

これが、欠陥・恥スキーマだ。


※スキーマとは、過去の経験や外部の環境によって作られ、長期記憶に貯蔵された知識のこと。

「自分はダメな人間だ」
という思い込み(長期記憶からの知識)に、
「こんな自分のことを知られたら恥ずかしい」
という恥の感覚が合わさったもの。

「自分はダメな人間だ」
という思い込みが激しくなると
それがバレないように、
・人と個人的な話をしなくなったり、
・人に評価されるような状況を避けたり、
・小さな失敗にも怯えるようになってしまう。

または、
ダメな自分を隠したいあまりに、
”自分には欠陥などないのだ”と思い込み、
・完璧な自分を必死で演じる。


事実は、夫が
「ご飯はまだできていないのか?」
と聞いただけである。
その言葉にはなんの意味付けもされていない。
”まだできていないなんて、今まで何をしていたんだ?
お前はダメな主婦だな”
という色は、私が勝手につけたのである。。
(ハッキリ言って被害妄想甚だしい💧)

人の言葉にカチンとくる時は、
相手の言葉や言い方に非があるのではなく
自分の受け取り方に問題があるのかもしれない。

このような欠陥・恥スキーマは、
褒められて(否定されずに)育つと
ゼロに近づく可能性が高い。

大人になってしまった私たちは、
自分で気づいて手放すしかない。
自分で自分を幸せにするために。

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