三毒とはまさに人らしさたるもの
人間の煩悩の中に、三毒と言われるものがある。
貪(とん)とは、欲望のこと。
際限なく欲しがり、
お金や物、性などをむさぼり求めること。
瞋(しん)とは、自己中心的な怒り。
腹を立てたり、キレたり、
他人を羨んだりすること。
欲が深ければ深いほど、怒りは大きくなる。
痴(ち)とは、愚かなこと。
物事を正しく見たり判断したりできないこと。
愚痴。
煩悩があるから人間味があるとも言える。
そこから沸き上がる気持ちは、美しくないのかもしれないけど、ある意味では味わいがある。
ん?って感じだけど、誰でもあるのが煩悩で、
それをどうにかしようとするのも人間で。
どうにかする…慈愛?ということにもなるんだろうけれど、自分本意の全てからの卒業。
たしかに心が苦しくなるほどの、おかしくしちゃうくらいの煩悩は考えものだ。
でも、知っていたとしても、貪るほどにそうしたいときだってあると思う。
その先に何があるのか、虚しさ?なのか?
今のところ、仙人になる予定はないから、
私は大枠は慈愛で捉えつつ、自分に都合よく、煩悩で遊びたいと思ってしまっているところもある。
それが、いいかどうかも、幸せかどうも、決めるのは結局自分なら。これでもいいと思う。
今のところね。