BLUE GIANT千秋楽@立川シネマシティと小説ピアノマン
映画館に足を運ぶ日常が戻ってきてすごく嬉しい。
数年前までは年間60回は劇場に足を運んで映画を観ていた。
ここ数年はもっぱらNetflixやU-NEXTなどで海外ドラマを一気見する日々で、観る映画の本数は減ってしまっていた。
私は、家では映画を観られない人です。
やっぱり大きなスクリーンで、劇場の椅子に体をうずめて鑑賞したい。
今年は名作がどんどん発表されているなか、2月に観たBLUE GIANTが好きすぎて、4回観た。立川の極音上映で2回、聖地 仙台のTOHOシネマズで1回、そしてロングランしていた立川シネマシティで7月29日(木)が千秋楽!ということを聞き付けて、レイトショーに行ってきました。
極音上映で有名な立川シネマシティ。多摩地区のカルチャーを下支えする、心意気のある劇場。公開から5か月も経っているのに、劇場は満席だった。
さすが我らがシネマシティ、拍手歓迎のイベント上映という粋な企画で、ライブ中も拍手が起きる。
千秋楽とはいえトークショーもカーテンコールもないのに、上映後は大きな拍手が起きて、満席の劇場が感動に包まれて、幸せな映画体験だった!
映画が公開されてからリリースされた小説『ピアノマン』は、もう一人の主人公、ピアニストの雪祈(ゆきのり)の視点で描かれており、映画にも描かれていない細部が丁寧に描写されている。
今回は小説を読んだ後に、映画を観たので、登場人物の解像度が上がって、ますます感情移入してしまう。
映画では多くを語らない豆腐屋さんも、この小説では、なぜ雪祈を応援するのかといった語りもあり、それもすごくいい。私はここで号泣してしまった。
Audible版が出ていた!耳からも聴きたい。
小説を読みながら、サントラを聴いて、雪祈が作曲したメロディや一人ひとりのソロを改めて味わった。
とくに玉田がソロを叩けるようになったシーンや彼のサッカー部出身の特徴が活かされていることなど読むだけで落涙。
雪祈がソロで内臓をひっくり返すとこまでの道のりも、その葛藤がより詳細に書かれている。
ちなみに、漫画のBLUE GIANTでは雪祈が女性に対してちょっとモラハラっぽい態度をとっているところが描かれていたのが残念で(キャラクターに合っていない気がしていた)ちょっと笑えないと思っていたので、小説ピアノマンではその部分は描かれずむしろ女性に対して誠実な姿が描かれていてとてもいいと思った。
ところで、BLUE GIANTを知ったのはディグトリオさんのポッドキャストで。
https://open.spotify.com/episode/6F7lvSYT5AIN7PL9VTqfES?si=_gOo-8kqS4u10C-jcASQHw
それから漫画も全部読んで、サントラも聴き込んで、小説も読んで、ディグりまくって、もうあの3人が私の心の中に住んでる。
あ、ディグトリオも3人だね。
ディグトリオの影響で、パタゴニアがもっと好きになったし、ランニングも続けているし、ニューバランス990を履いてるし、YMOも聴き直した。
彼らもすっかり私の生活の中に入り込んでます。
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