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そんなシングルマザーが運動をすることは、切れなくなった包丁を研ぐ行為のようなものです

4月13日に始めた「シングルマザーのセルフケア(オンライン講座)」スタートから1か月が経ちました。予想以上のニーズの高さに驚いています。

この1か月で169人のひとり親が参加しました。

この講座はジョンソン&ジョンソンのdonate a photoの寄付金の支援により実施しています。この寄付金の枠は270人ぶん。すでに246人の申し込みがあり、5月いっぱいは継続しますが、その先の目処は立っていません。

なんとか9月まで継続したいと思い、先日200万円の助成金を申請しましたが不採択。物質的なサポートではなく、精神面・身体面でのサポートは、審査においても優先度が下がってしまうのでしょうか?親へのサポートより、子どもへのサポートが優先されてしまうのでしょうか。

昨日、この講座を受講してくれたシングルマザーから継続を望む長いメールがきました。この講座によって救われたと。助成金が難しければ、寄付を募ってはどうか?といった提案も書かれていました。

ご本人の許可を得て、以下、掲載します。

「一人親が運動をする(=贅沢とされる)ことより、貧困下にある人に食糧を送ることの方が、受け入れられやすいとのことでした。一人親の現状を知らない方からすれば、その通りだと思います。
しかしながら、自分も一人親であり、周りにも一人親が多いので言えることは、一人親の運動は二十歳の独身時代の女性のジム通いとは異なることで、どちらかというと、食糧を送るという行為に似たところがあるかと思っています。シングルマザーは、たった一人で働いて、子育てもし、家事もしています。(その上、介護がある場合もあります。)24時間絶えず何かをしているような感じです。
そんなシングルマザーが運動をすることは、切れなくなった包丁を研ぐ行為のようなものです。そのまま働き続ければ、体を壊したり、心に変調があるかもしれません。そうしたら、子供の面倒を見る人がいなくなってしまいます。でも、運動すれば体調が良くなるので、また翌日から子育て、仕事、家事をすることが出来るのです」

セルフケアをすることは、贅沢でもわがままでもなく、一人の大人としての責任ある態度である。この講座によって、ひとり親の尊厳が守られることを実感しましたし、これを一過性のものとして終わらせず、せめて9月まで、継続できたらと思っています。

ひとり親の存在そのものに共感できないという方もいるかもしれません。その場合はスルーしてください。

それでも、人生には色々なことがおきますし、それぞれに事情があります。ひとり親になる背景は非婚、離婚、死別など様々です。ひとりで子育ての責任を引き受けているひとり親の人たちが精神的・身体的に元気でいることは、子どもにも大きなインパクトがあります。

共感してくださる方はぜひ力を貸してください。
母の日からマドレ応援団キャンペーンも始まっています。







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