シングルマザーのセルフケアがなぜ必要なのか(専門家の目から)
シングルマザーのセルフケア(オンライン講座)がスタートして1か月が経ちました。
1か月で、のべ169人のシングルマザーが参加してくれました。お申し込み数は200人を超えました。
この講座を立ち上げる時に相談にのっていただいた、しんぐるまざあず・ふぉーらむという、ひとり親支援のNPOの代表 赤石千衣子さんは、そのアイデアにすぐに共感してくださり、団体のメルマガでもすぐに紹介してくれました。ご参加者のなんと8割は、このメルマガ経由でした。
赤石さんも、その講座に参加してくださり、参加者の様子をみて、こんな推薦文を書いてくださいました。
シングルマザーのセルフケアがなぜ必要なのか しんぐるまざあず・ふぉーらむ理事長
赤石千衣子
同じ立場の人と体をつかったセルフケア講座に参加すること、それはたぶん革命的なことをシングルマザーひとりひとり、そして子どもたちに起こしているのではないでしょうか。
さまざまな経緯でシングルマザーになった女性たちは、夫婦と子どもの世帯というのが当たり前と思われている社会の中では、少数派です。そのため自分の生き方を肯定しきれていない人もいます。そして、周囲に「シングルマザーです」とは言わない人が多いので、話題も限られてしまうため、地域のママたちとも孤立してしまいがちです。
母であれば子どものケアをして当たり前と思われているために、自分のことを優先することができにくいのです。
しかし、母親自身が元気になっていくことこそ、親子の関係もそして子どもの安心や笑顔も生まれてくるのです。そしてこの閉塞感の時代だからこそ、大切なのです。
新型コロナウィルスの緊急事態宣言後、マドレボニータの吉岡マコさんが、脆弱性を抱えるシングルマザーのセルフケア講座を開催してくださいました。1時間のワークと対話で、日ごろ使っていない筋肉を伸ばしたり、動かしたりしながら、対話をしました。そこでは、体をケアしていくことで心もほぐれていく女性たちがいました。
回り道のように見えますが、母親である女性たちが元気になることこそ、ともにいる子どもたちがハッピーになる早道だとわたしは実感しています。
今回オンラインの講座に楽しみながら参加しているシングルマザーの姿が印象的でした。新型コロナを経験した社会がオンライン化を加速させAI時代突入していくことと思います。乗り遅れがちな人々がオンラインの場に参加することで、次の就労のステップにつながっていくだろうと思っています。
推薦文はここまでです。
シングルマザーが無理をして子どもと共倒れになるのではなく、余裕のない中でも、セルフケアの時間を捻出し、自分自身をケアすることの大切さ、もっと世に認知されるといいなと思います。
セルフケアをすることは、贅沢でもわがままでもなく、ひとりの大人としての責任ある態度ですよね。
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