Z世代をどうマネジメントするか? 〜その1〜
先日、大手企業人事で構成される能力開発研究会で登壇させていただきました。
テーマは、「Z世代とのコミュニケーションとマネジメント」についてでした。
そこで、今回のコラムでも、同様のテーマで書いてみました。
ひと昔前は「ゆとり世代」や「さとり世代」とのコミュニケーションやマネジメントに関して悩まれる方が多くいましたね。
●●世代というのは、昔から言われていることで、新しい世代が社会進出してくるタイミングで、その世代間ギャップの違いに戸惑う歳上が話題にしているものだと捉えています。
ですから、特段に警戒したり、特別視する必要はないと思いますが、とは言え世代の違いや社会的風潮の変化が、組織の風土や常識を変えていく側面も持ち合わせているのも事実です。
まずは、そもそもZ世代とはどの世代を指すのか。
世代を表す言葉は、米国で使われていて日本でも使われるようになったものと、日本独自で作られたものがあります。
Z世代はその名の通り、アメリカで使われていたものです。
世代についての表現は、特に公的機関や学術団体がまとめているものではなく、さまざまな人たちが社会的に発信してつくられているものなので諸説ありますが、代表的なものをまとめると上図のようになると思います。
図で見ると、Z世代は2022年時点の10代20代と言えるかと思います。
では、次にZ世代が育ってきた背景を見ていきましょう。
社会にインパクトを与えたトピックと、SNS関連の項目をまとめてみました。
青字がSNS関連です。
社会の大きな変化に、メディアの変化があげられます。
近年の顕著なものがSNSメディアの躍進かと思いますが、2008年からの10年間でSNSが爆発的に普及をしました。
Z世代は、デジタルネイティブと言われますが、物心ついた頃からスマホやSNSが身近になる世代です。
ここが、今までの世代との大きな違いかと思います。