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ティランジア イオナンタ
エアープランツとして流通している植物の多くは、アナナス科(パイナップル科)のティランジアである。
根が退化して ほとんど生えず、ごろっと横たえて鑑賞する ちょっと変わった植物だ。野生では木の枝の窪みなどに自生する。水分は葉の表面にびっしり生えたトリコームと呼ばれる毛によって空中の霧をとらえる。自生地では海からアンデスへと急にかけ上がる気流で毎日のように霧が発生するらしい。
エアープランツは水をあげなくていい植物などと言われた時代もあったが、本当は毎朝霧吹きでサッと与えた方が調子が良い。
イオナンタはティランジアの中で最もメジャーで手に入れ易いティランジアだ。
花が咲く前に蕾の周りの葉の色が赤くなり紫の花が生えてくる。その姿は美しくも不思議な形で、植物とは思えない色形だ。
栽培してみると爬虫類を飼育してる感覚になる植物である。