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映画、「最高の人生の見つけ方」への不満
映画「最高の人生の見つけ方」(原題: The Bucket List)は、やりたいことをリストにして死ぬまでに実現するというテーマを扱った作品です。2007年に公開され、ロブ・ライナー監督、ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンが主演しています。
ストーリー(ネタバレあり)
映画は、末期がんと診断された二人の男性、億万長者のエドワード・コール(ジャック・ニコルソン)と機械工のカーター・チェンバース(モーガン・フリーマン)が病院で出会うところから始まります。二人は病室を共有し、お互いの夢ややり残したことについて話すうちに「バケットリスト」(死ぬまでにやりたいことリスト)を作成します。リストには、スカイダイビング、世界旅行、親しい人との和解など様々な項目が含まれています。
映画のメッセージ
この映画は、人生の限られた時間をどのように過ごすか、そしてどのように満足感や充実感を得るかというテーマを探求しています。二人の主人公がリストを実行する過程で、彼らは友情を深め、人生の意義について深く考えるようになります。
主要キャスト
ジャック・ニコルソン (エドワード・コール)
モーガン・フリーマン (カーター・チェンバース)
ショーン・ヘイズ (トーマス)
ビバリー・トッド (バージニア・チェンバース)
映画は、笑いと涙を誘うストーリー展開で、多くの観客に愛されています。批評家からの評価は賛否両論あったようですが、観客の間では好評を博しました。
という映画を観て、たすくの思うこと。
エンタメとしては面白いかもしれないが、人生の過ごし方としては納得のいかない部分もあります。
人生の末期になって、たまたま偶然にであった金持ちによってやりたいなと思うことを実行できたのは良かった。しかし、最後には家族が大事であることに気づきます。
家族を大事にするという価値観を第一に考えているのであれば、バケットリストには「家族」のことが記されているはずです。やりたいと思っていたことを数々、実行してみたものの、本当にやりたいことではなかった、もっと大事なことがあった。
それが最後の最後でわかったのです。
最高の人生とは何か? その見つけ方はこの映画では教えてくれません。原題がThe Bucket List やりたいことリストであり、邦題とは違います。映画の中ではふたりとも余命、6ヶ月という期限が設けられている。限られた時間は誰でも持っている。人間はいつかは死ぬものです。それが、6ヶ月なのか何十年の違いはあっても限られていることには、変わりません。
であれば、自分の人生の中でやりたいと思うこと、大事にしたいと思うことを実行する、あるいはしない、という決断がどこかで必要だと思います。
死ぬ6ヶ月前になって、やり残した、というのではなく、やり残しはしたが、自分の人生について考え、行動してきたことが、即ち自分の人生と呼べるのではないでしょうか。
そうなる前に人生を再考してやりたいこと、その他を見直し、やりたいことがあれば、それに向かって進む。家族が大事であれば、家族のために何かを行う。
映画の二人は仕事に邁進、生活のために頑張ることで、再考という時間、気持ち、能力、知識がなかったのか、それをしなかった。
結論
最高の人生の見つけ方ではなく、再考の人生というタイミングの必要性
自分の夢を実現するためには、まず自分の本当にやりたいことを見つけ、それに集中するための計画とマインドセットを整えることが重要です。定期的に自分の進捗を評価し、必要な修正を加えることで、持続可能な方法で夢を追いかけることができます。このプロセスを通じて、充実した人生を送ることができるのではないでしょうか。
わきめもふらず、人生を過ごしてきた。仕事、家族のため、しかし何かしらもやもやする。あと余命は6ヶ月。それから慌ててはなりません。結果的に実現しなかったとしても、自分が決めた人生を進んできた過程において満足な人生であれば、それが最高の人生と言えるのではないでしょうか。それが、6ヶ月ではなく、明日であったとしても悔いのない人生を歩みたいと思いました。
by たすく
参考