本当に理解している?奥が深いPLCラダープログラムでの自己保持回路動作
もう自己保持回路なんて朝メシ前です!と思っていたら、ある疑問にぶち当たりました。
私は、自己保持回路をリレー回路とラダー図で覚えたので、PLCでも同じラダープログラムを書き普通に動作したので、これで問題ないと思っていました。本にも書いてありますしね。
でも、よく考えるとおかしいんですよ。PLCはリレー回路と違い、プログラムなので順番に動いていきましす。でも。
順番通りにたどると、自己保持しないんです。
でも、実際にPLCで自己保持動作はしています。ここから考えられるのは、PLCラダーは常に入力状態を一つづつ確認してグルグルと回っています。プログラムが2周目で自己保持動作が完了しているということ。
さて、このことを、きちんと説明してくれる書籍やWEB記事がないです。PLCラダーの順番と、PLCラダーは[END]まで行ったらまた最初からプログラムが走るという説明はありますから、当然、そうなるでしょってことなのかも知れませんが、ちょっと不親切だなーと思い、今回記事に残します。
余談ですが、他のマイコンボードで他のプログラム言語だと、繰り返し文を書いて、入力ポートに入力の有無を確認する必要があったことを思い出しました。PLCラダーは、プログラムが常に回り続けるという仕様になっているのが面白いですね。リレー回路に慣れている人が、ラダー図をそのままPLCプログラムにできるようにしているのが良く理解できます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?